冷凍パンやカチカチパンも!せいろで「パンの温め直し」&「新たまとベーコンのバター蒸し」
朝食にも!「新たまとベーコンのバター蒸し」
春が旬の新玉ねぎをせいろで蒸し、仕上げにバターをのせたシンプルなレシピは、素材の旨味を感じる、「これぞせいろ料理!」という一品。 やわらかで甘みがある新玉ねぎがおすすめですが、もちろん普通の玉ねぎでも。また、ベーコン以外にウインナーを使うのもおすすめです。フライパンで焼くのとはまた違い、程よく油が落ちてふっくらとジューシーになります。 【材料】(直径21cmのせいろ1台分) ・新玉ねぎ 2個 ・ベーコン(ブロック) 200g程度 ・バター 20g ・塩・黒こしょう 各少々 ・パセリ(みじん切り) 適宜 【作り方】 (1)新玉ねぎは、高さの半分くらいまで、上から切れ目を入れる。 (2)濡らしたせいろにクッキングシートを敷き、(1)の新玉ねぎ、食べやすい大きさに切ったベーコンを並べ、さっと濡らしたせいろの蓋をする。強火で10分ほど、新玉ねぎに竹串がすっと通るまで蒸して火を通す。 塩・黒こしょうをふり、バターを2等分にしてのせ、好みでパセリをちらす。 パンは「新たまとベーコンのバター蒸し」ができ上がる少し前に上段にのせるのがおすすめです。これで2品同時に完成します。 蒸し時間はパンの種類によって1~3分間で調整してください。更にトーストするなら、早めに蒸してからトースターへ。 ついついおろそかになりがちな朝ごはんも、上段はパンの温め直し、下段では簡単なおかずを作れば、栄養バランスの取れたメニューが楽しめます。 平日は難しくても、休日にせいろから上がってくる湯気を眺めて作る朝食は、きっと心と体を癒やしてくれるはずです。 手間やコツが必要に思うせいろ料理も、日々の何気ない食事に取り入れるだけで、格段においしくなります。ぜひ気軽に取り入れてみてくださいね。
神田えり子
料理家・フードエッセイスト。 大学卒業後、広告代理店で営業として勤務。大手料理教室講師を経て、兵庫県宝塚市にて料理教室主宰。その後拠点を東京に移し、料理家活動を開始。旬の野菜を使ったおばんざいを得意とする。 レシピ開発、フード関連のエッセイやコラムの執筆のほか、イベントやテレビショッピング、企業Instagramへの出演、司会進行など幅広く活動。 KEITA・服部みどりとともに料理家ユニット<C (クレッシェンドシー) のメンバー。食品メーカーへのレシピ提供、食イベント対応なども行う。 著書「カラダよろこぶ オイルおにぎり」(辰巳出版) Instagram:@erikocookingsalon ブログ:https://eriko-kanda.com/
神田えり子