「日本一のピッチャーになる」 ドラフト注目『金丸夢斗投手』指名球団を独自予想! コロナ禍で自分と向き合い飛躍
関西大学の金丸夢斗投手。 ゆったりとしたフォームから最速は154キロ。多彩な変化球で三振の山を築く。 【写真】高校時代の金丸選手 さらに一番の武器は、正確無比なコントロール。大学4年間の防御率は「0.88」と無双状態だ。
■プロ野球のスカウトも多く視察に訪れ、評価も抜群
プロ野球のスカウトも多く視察に訪れ、評価も抜群だ。 ソフトバンクホークス 福山龍太郎チーフスカウト:非常にコントロールが良い。完成度が高い。カーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリットと全球種で勝負できるというのが彼の印象ですね。アマチュアの中でもトップランクと言っていいレベル。日本を代表する投手になる可能性も十分持ち合わせています。 関西テレビ 橋本和花子キャスター:取材はもう何回目ぐらいですか? 金丸夢斗投手:20回目とかじゃないですか。 金丸夢斗投手:もともとそんな経験なかったんで、めちゃくちゃ緊張しました。
■高校時代は目立つ投手ではなかった
いまや、ドラフト1位指名が確実な逸材ですが、高校に入学したときは小柄で、まったく目立つ投手ではなかった。 金丸夢斗投手:やっぱり身体も弱かったですし、なかなか球速も伸びなかったので、このままの実力だとやっぱり上の世界でやるのは厳しいと思っていました。 急成長のきっかけをつかんだのは、高校3年生。 当時はコロナウイルスが大流行して、2月から5月まで野球部としての活動ができなかった。 そんな逆境が、いまの成長につながっている。
■コロナ禍での逆境をバネに
橋本和花子キャスター:コロナ禍を振り返って、どんな期間でしたか? 金丸夢斗投手:全体練習ができなかったので、でもそこを自分の練習や自分と向き合う時間が作れたので、そこが逆にプラスになったとは今は感じています。 橋本和花子キャスター:目標がぶれそうになったりしなかったですか? 金丸夢斗投手:ぶれそうになったんですけど、やっぱりこの先も野球がしたかったので。『ここでは終われへんな』というふうには思っていました。 つらい時期でも、野球への情熱を消すことなく、黙々と体作りに励んだ。 当時の監督もその成長ぶりには驚きを隠せなかった。 神港橘高校元監督 安田涼さん:3カ月で別人になっていました。3カ月ぶりの紅白戦で141キロ投げたんですかね。今まで130キロ中盤だった子が、いきなり141キロ投げて。明らかにボールの質が変わって、もちろん見た目もユニフォームパンパンですからね。