藤井聡太７冠「瀬戸市出身で良かった」棋王就位式で同郷・瀬戸朝香の祝福受ける
将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯を制した藤井聡太棋王（竜王・名人・王位・王座・王将・棋聖＝21）の就位式が2日、都内のホテルで行われた。 来賓祝辞として、藤井と同じ愛知県瀬戸市の出身で「瀬戸市広報大使」の俳優瀬戸朝香が登壇した。「本日、お会いするのは初めてですが、この日を待ち望んでおりました」と笑顔を見せた。 瀬戸は藤井が生まれる前の年の2001年（平13）、映画「とらばいゆ」で女流棋士の役を演じた。「将棋の経験がないのに、対局シーンが出てきました。駒を持って盤に打つのを練習しました。撮影でものすごい緊張感がありましたし、実際の対局では10倍、100倍の緊張感が走るんだと思いました」と話した。 瀬戸市に帰郷した時には、商店街に写真やイラスト、応援幕が飾られているのを見て、市を挙げての応援を実感していた。最後に「お会いできて、うれしく思いました。陰ながら応援しています。これからも頑張ってください」とエールを送っていた。 これに対し、藤井は謝辞の中で「瀬戸市の出身で良かったと改めて思っております」と返し、笑いを誘っていた。
