監督交代を繰り返すクラブに未来はあるか 成績はむしろ悪化? 名門セビージャに徐々に迫る“降格”の2文字
“得意”のELも出場かなわず
名門セビージャに昨季に続き降格圏が迫っている。アトレティコ・マドリードとの試合が延期となったため、1試合未消化ではあるものの降格圏のセルタ・デ・ビーゴとは3ポイントしか離れておらず、ここまで積み上げた勝ち点はわずか「13」。10月にホセ・ルイス・メンディリバル前監督を解任、新指揮官としてディエゴ・アロンソを招聘したが、ウルグアイ人監督はリーグ戦、チャンピオンズリーグではまだ勝利がない。スペインメディア『MARCA』は、再び解任されてもおかしくない成績だと伝えている。 「セビージャはディエゴ・アロンソ監督になってリーグ戦7試合で5度の引き分け、2度の敗北。チャンピオンズリーグの3敗と合わせて、恐ろしい成績となっている。セビージャの最近の監督事情を考えると、このような状況であれば、ディエゴ・アロンソはクラブを去ることになっていただろう。セビージャが次のヘタフェ戦で勝っても、(前任者の)メンディリバルが残した8試合で勝ち点8という成績と同じだ」 「株主総会が終了し、株主やファンの支持は得られなかったにもかかわらず、クラブの権力が再確認されたことで、緊張は高まっている。(スポーツディレクターの)ビクトル・オルタはウルグアイ人監督の支持者である。彼は良い結果を得るためには多くの要因が必要であり、待望の勝利が訪れれば、すぐにその流れは変わると考えている」 しかし、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグのRCランス戦に敗れ、グループ最下位が確定。“得意”のELにも出場することができなかった。 同メディアは、再び監督交代に踏み切るかどうかは年内のリーグ戦次第との見方だ。 「ヘタフェ、グラナダ・アトレティコ・マドリードとの3試合が(年内に)残っている。それはクラブが2度目の監督交代が必要かどうかを見極める時間だ」 “名門”セビージャは再び監督交代へと舵を切るのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部