筧美和子写真集「ゴーみぃー」を26日に発売する筧美和子

　女優筧美和子（30）が、7年半ぶりの写真集「ゴーみぃー」（集英社、佐内正史撮影）を26日に発売する。先月6日に30歳の誕生日を迎えた、筧に聞いてみた。－前編－【取材・構成＝小谷野俊哉】 【写真】おなかもチラリ…バストが強調されたカット 　　　　　　◇　　　　　◇　　　　　◇ 　「写真集として7年以上。グラビアからちょっと離れて、お芝居に注力してやってきていました。だけど、やっぱり自分のスタートであったグラビアで、何か残したいというか、いい形でできたらいいなというのを、ずっと思い続けていました。30歳というタイミングもあって、自分から提案してやらせていただくことになりました」 　撮影は昨年の9月から東京、長崎・福江島、沖縄、そして東京に戻って行われた。 　「写真家の佐内正史さんに撮っていただくことになったので、普段のグラビアとは異なって、旅行の映像みたいな撮影という風になりました。セッティングされた流れというよりは自然に、いろんな場所に行って撮ってもらいました」 　「ゴー、みぃー」というタイトルは佐内氏の提案だ。 　「もともとは沖縄のロケ場所を探している中で『GoMe』っていう施設があって、その響きがいいってメモしてくれていたんです。一緒に撮影していく中で、本来の自分があるべきというか、いたい姿にどんどん変わっていけるような感覚があった。すごく力をもらったというか、そのまま今後も突き進んで行きたいじゃないですか。そういう姿が見てくれる人に届いたらいいなというのもあって『GoMe』にしようって。言葉の響きがすごく応援してくれて背中を押してくれているようでいい。『行け！　美和子』って感じですよね」 　東京、福江島、沖縄。 　「東京で、じっくりと佐内さんとカメラを通して向き合って、関係を築く時間をつくりました。福江島で羽を伸ばして、すごく自然な状態でいる姿を撮ってもらった。沖縄では結構（クエンティン）タランティーノ監督の映画とかからインスパイアされて、ちょっと突き抜ける感じで。福江島へは佐内さんとアシスタントの4人だけ。自然な感じで、本当に旅をしたというような感じで。メークとかは、自分で。ほとんどしてなかったですね。眉を描くとかは、自分でやってましたけど。すっぴん風というのは、よくあると思うんですけど、本当のすっぴんが写っちゃっているのはなかなかないと思うんです」 　写真集は7年半ぶり、グラビア撮影自体が5年ぶりだった。 　「いきなりワーッていうわけにはいかないですよね。沖縄で、久々に水着になった時は『肌に布がない』と不思議な気持ちになりました。自分でも戸惑うかなとかあったんですけど、関係を築けてたので安心して、水着でも大丈夫でした。でも撮影の感覚とかは、やっぱりブランクを感じました。でも、それが逆に良かったというか、繕わずにいられて、それをしっかりと撮ってくださっている。逆に、グラビアをガッツリやっていた時の決めてる感じのトーンではなく、本当に自然な状態を撮ることができた。今では良かったのかなと思っています」 　できあがった写真集に大きな満足を覚える。 　「なんと言っていいか難しいんですけど、本当に生きているうちにというか、仕事をやっているうちに、こんなに正直に向き合えるものを作れて良かったなと思う。本当にそういう感覚を理解して背中を押してくださる方たちに出会えたのが、大きかったので。本当に結晶のように、できたなと思っています」 　撮影前に体を絞ることはしなかった。 　「これまではしてたんですけど、今回はその時その時の自分の姿をあまり無理やり変えずに撮ってもらおうと思って。なので、すごくむくんでいる日もあれば、熱を出した後ですごいげっそりしている日もあったりとか。そういうのも時間をかけたからこそ、いろいろな姿が写ってるんで楽しんでもらえたらなと思って。だから、普段だったらおなかをこうへこませていたところをボヨ～ンってするとか、そういうのも割と出しています（笑い）」 　◆筧美和子（かけい・みわこ）1994年（平6）3月6日、東京都出身。11年スカウトされて芸能界入り。12年映画「鍵泥棒のメソッド」。13年フジテレビ系バラエティー「テラスハウス」レギュラー。同年フジテレビ系帯ドラマ「明日の光をつかめ」。同年「ワンライフモデルオーディション」準グランプリ。14年フジテレビ系「最高の離婚スペシャル2014」。14～19年（令元）雑誌「JJ」専属モデル。15年NHKテレビ小説「まれ」。19年テレビ東京系「知らない人んち（仮）」主演。22年BSテレ東「イケメン共よ、メシを喰え」主演。趣味は絵を見たり描いたりすること、音楽鑑賞、旅。特技はバレーボール、クラシックバレエ。164センチ。AB型。