J&J、利益が市場予測上回る-医薬品部門売上高が予想より好調
(ブルームバーグ): 米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の1-3月(第1四半期)決算では、利益が市場予想を上回った。医薬品部門の売上高がアナリスト予想より好調だった。
16日の発表によると、1-3月の調整後利益は1株当たり2.71ドル。アナリスト予想平均は2.65ドルだった。医薬品部門の売上高は136億ドル(約2兆1000億円)と、ブルームバーグがまとめた市場予想平均をわずかに上回った。全体の売上高は予想と一致した。
同社は昨年、解熱鎮痛剤「タイレノール」やマウスウォッシュ「リステリン」を製造するコンシューマーヘルス事業を新会社ケンビューとしてスピンオフ(分離・独立)し、利益率がより高い医薬品や医療機器の販売に焦点を絞っている。
医療機器への投資も進めており、今月にはショックウェーブ・メディカルを131億ドルで買収することで合意した。
2024年通期については、調整後利益見通しを1株10.57-10.72ドルのレンジに小幅縮小した。従来予想は10.55-10.75ドルだった。
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原題:J&J Profit Beats Estimates as Pharma Sales Edge Out Street (1)(抜粋)
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Ike Swetlitz