「エゲツない」“ニンジャ”も絶賛の快投でドジャース山本由伸2勝め “WHIP”もエース級に
ドジャース山本由伸投手が4月26日(日本時間)のナショナルズ戦に先発登板。6回4安打無失点で、今季2勝めを挙げた。日本球界でみせてきた“無双”ぶりが、いよいよアメリカでも発揮されようとしている。 【画像】山本を絶賛した“ニンジャ”の正体 山本は今季6度めの先発。1回2回をノーヒットに抑え、3回4回にそれぞれ二塁打を打たれたものの、後続をきっちり打ち取った。 ヒヤッとしたのは5回裏。先頭打者ロサリオの打球は真っすぐ山本の顔面付近に。時速169キロの鋭い打球だったが、山本は驚異的な反応をみせグラブでキャッチ。ピッチャーライナーに打ち取った。 6回には2死から連続ヒットを許したものの、続く打者を内野ゴロに仕留めた。 終わってみれば、97球で7奪三振。2試合連続となるクオリティスタート(先発で6回3失点以内)で、4月7日のカブス戦以来となる2勝めを挙げた。 移籍初戦、韓国でのパドレス戦で1回5失点。その時点で45.0だった防御率は、これで3.54まで上昇。4月の4度の登板に限れば防御率は2.45だ。 また、メジャーで重視される指標「WHIP」(1イニングあたりに許した走者数)は1.07。先発投手の場合、1.00未満で球界を代表する投手、1.20未満でエース級とされるWHIP。ドジャースですでに4勝をあげているグラスノーのWHIPは0.95。この域に近づきつつある。 この山本の快投に、「ピッチングニンジャ」としてMLBファンにはおなじみのロブ・フリードマン氏も注目している。 フリードマン氏はこの日の山本の投球の動画を次々とXにアップ。 《ヨシノブ・ヤマモト、膝元に156キロの速球(メネセスの膝は足首に)》(編集部訳、以下同) 《最高の145キロのスプリット》 《127キロのエゲツないカーブ》 と、多彩な球種をコントロールする山本のピッチングを称賛した。なかでも、主軸打者のメネセスに投じた、高いところストライクゾーンに急激に落ちてくるカーブには 《糞(フン)詰まりのようなカーブ》 と、独特な言い回しで「うんちマーク」を付けて紹介している。 ドジャースの公式Xでは「今日の“プレイヤー・オブ・ザ・ゲーム”は?」の投票がおこなわれ、候補選手は山本と、本塁打を打ったT・ヘルナンデス、2安打のフリーマンの3人。1万1046の投票があり、山本が圧倒的な得票率93.7%で“プレイヤー・オブ・ザ・ゲーム”に選ばれている。 一方、大谷翔平はこの日4打数無安打。10試合ぶりのノーヒットに終わったが、チームはこれで4連勝。最強軍団がいよいよ軌道に乗ってきたか――。
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