ブリング・ミー・ザ・ホライズンのオリヴァー・サイクスが絶賛するポップアーティストは?
先月末に7thアルバム『POST HUMAN: NeX GEn』をリリースしたイギリス/シェフィールド出身ロックバンド、ブリング・ミー・ザ・ホライズン。そのボーカリストのオリヴァー・サイクスが先日英NME誌に登場し、アルバムにフィーチャリングで参加したオーロラを絶賛した。 【動画】ブリング・ミー・ザ・ホライズンとオーロラのコラボ曲「liMOusIne」 オーロラはノルウェー出身のシンガーソングライター。彼女についてオリヴァー・サイクスは、「オーロラは次の世代のポップスターがあるべき姿だ。彼女は良い曲だけではなく、自分が信じているものを発信する度胸も持っている。世界の行く末をちゃんと気にかけている人なんだ」とコメント。 その後「今ポップスに足りないものは彼女のような要素ですか?」と聞かれた際には、現代のポップスについての考えを語った。 「デュア・リパなどの巨大なポップスターは素晴らしいけど、“自分の元恋人が良くない人だったって何回歌えば気が済むんだ……?”って思うことがたまにある。多くのポップスのアルバムにはそのような要素がたくさん入っている。大体のポップスは成功するフォーマットを見つけて、それだけをやり続けている。 オーロラの場合、良い方向に世界を進めるためにポップスというプラットフォームを使う意欲があるのがわかる。彼女は次世代のポップスターたちのあるべき姿だ。若い世代はもっと心を掴まれるメッセージ性があるものを欲しがる。実際に内容があるメッセージだ」 ラブ・ソングや、元恋人を題材にした音楽がポップスに多いなか、次世代のポップスターたちはオーロラを参考にすべきだと答えたオリヴァー・サイクス。オーロラの作品には感情や政治、セクシャリティー、死などについて歌っている曲も多く、「みんなポップ・ミュージックにおいて、政治的であることをとても怖がっている。だからこそ私は良質かつ知的で感情的なポップ・ミュージックを届けたい」と過去に語っていた。