【RIZIN】矢地祐介が宇佐美正パトリックを寝技で完封し判定勝利
2024年9月29日(日)『RIZIN.48』がさいたまスーパーアリーナで開催された。 【写真】34歳の矢地が24歳の宇佐美を完封し世代交代許さず 矢地は、今大会でライト級王座を争うホベルト・サトシ・ソウザ、ルイス・グスタボに連敗も、ボイド・アレン、ザック・ゼイン、キム・ギョンピョの代役の白川陸斗を相手に3連勝。202年5月にBellator初参戦で、元ROAD FC王者マンスール・ベルナウイに、1R ダースチョークで一本負けを喫した。 宇佐美は、元高校ボクシング6冠王者。フルコンタクト空手のベースも持ち、2022年10月にRIZIN初参戦。佐々木信治、“ブラックパンサー”ベイノアをいずれもKO・TKOに下すも、2023年4月にキム・ギョンピョに1R 一本負け。同年9月にはキックボクシングルールで元K-1王者の安保瑠輝也から二度ダウンを奪われ判定負け。2024年6月、徳留一樹を1R 右フックで沈め連敗脱出。 近年、組み力を増す34歳の矢地が国内の若手有望株の宇佐美を完封するか、24歳の宇佐美がタイトルマッチ経験者の矢地を打ち砕き、世代交代を果たすか。 ▼第5試合 RIZINライト級(71.0kg)5分3R 〇矢地祐介(フリー)70.95kg [判定3-0] ×宇佐美正パトリック(Battle-Box)70.85kg 1R、サウスポー構えの矢地に、オーソの宇佐美。矢地は左前足を獲りに行くが、切る宇佐美の手がアイポークに。再開。 宇佐美の蹴りにダブルレッグテイクダウンの矢地だが、すぐに差し返して立つ宇佐美。ジャブを突いて前に。コーナーに詰めて自ら組んで離れて右フック。 中央に戻す矢地に、右ボディ、左フックの宇佐美。矢地のシングルレッグにアームインギロチンチョークをクローズドの中で絞る。首を抜いた矢地は右のパウンドを入れてハーフに。すぐに足を戻す宇佐美。矢地も立たせず。 2R、打撃に付き合わずいきなり組んだ矢地。ここは突き放した宇佐美。頭を下げて大きな左右を振る矢地をかわす宇佐美は、右ボディ。詰める矢地の右をさばく宇佐美は中央へ。手数が減る両者。 右から左のワンツーを突く宇佐美。矢地は詰めて組みの動きへ。前手をつかんで組みの間合いに入るが回る宇佐美は右インロー。 矢地は圧力をかけるが前足へのシングルレッグは腰を入れずに手だけで深追いせず。矢地は左ハイ。ブロッキングの宇佐美は手が出ず。 矢地はダブルレッグ切る宇佐美に、残り10秒でコーナーに詰まるもシングルレッグでテイクダウンでゴング。 3R、圧力かける矢地は左ミドル。矢地の組んでの小外がけは残した宇佐美だが、矢地はダブルレッグへ。そこに再びギロチンチョークは宇佐美。ノーアームも首を抜く矢地は腰を抱いて一気に右へ足を飛ばしてパスガード! サイドから殴る矢地に宇佐美は立ち上がろうとするが、押さえ込む矢地はインサイドガードから細かいパウンド。 腰を切る宇佐美に背中を着かせて右枕から残り38秒でマウントへ! オーバーフックで抱きつく宇佐美を剥がしてパウンド連打し、ゴング。 判定は3-0でテイクダウンからパウンドを入れた矢地が勝利。Bellatorの敗戦から再起し、宇佐美の世代交代を許さなかった。
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