最近、Z世代を中心に「ネタバレ」を確認してから映画を見る人が増えているという。外れたくない、時間を無駄にしたくないということらしい。先の分かる映画を見るのは何とも味気ないと思ってしまうのは、おじさんだからだろうか。 【写真】眞栄田郷敦さん「沖縄の空気を感じて演じた」　主演映画「彼方の閃光」　半野喜弘監督と那覇市で舞台あいさつ 　マーベルシリーズ最新作となる今作の主人公は救急救命士のキャシー。救助活動中の事故がきっかけで、「少し先の未来」を見る力が目覚める。偶然出会った3人の少女が、黒ずくめの男に殺される「未来」を見るが、力を使って3人の少女と共に男の追跡から逃れる。なぜ男は執拗（しつよう）に追いかけてくるのか。次第に明かされる力との関係が、彼女たちの「未来」とつながっていく。 　ネタバレになるので触れないが、映画を見終わった後にさまざまな考察ができて楽しかった。やはり映画は、ネタバレせずに自分の目で確かめることをお勧めしたい。（学芸部・屋良朝輝） ◇シネマQ、ライカム、ミハマ、サザンで上映中