どっこい生きてたSR400ゥ! 生誕45周年の2023年モデル、ニューカラーはマットグレーとホワイトの2色だ!【海外】
タイで生き残ってニューカラーまで登場……!
ヤマハはタイで、SR400のニューカラー×2色を2023年モデルとしてラインナップ。排出ガス規制の関係で日本ではすでに販売終了しているが、タイでは以前の仕様のまま継続販売されている。こうして生き残ることが、日本でのパーツ供給の延命にもつながるのかも? 【写真】タイで登場したSR400のニューカラーが美しい(全14枚)
43年で歴史に幕……と思ったらタイで続いてるよ!
平成32年排出ガス規制の壁、ABS義務化、そして灯火類の追加レギュレーション……。日本ではさまざまな理由から継続生産ができなくなり、2021年モデルをもって殿堂入りしたSR400。1978年に登場した初代から基本的な仕様を大きく変えずに生産が続き、当初はシングルスポーツと呼ばれたSR400も、いつしかリアルクラシックに。 2021年に発売されたファイナルエディションおよびファイナルエディションリミテッドは、前後ワイヤースポークホイールにキックスターターと、初代当時からのアイデンティティをそのまま継承しながら、現代のバイクと同じようにフューエルインジェクションを装備するなど、可能な限り姿形を変えることなくゴールへとたどり着いた。 そんなSR400だが、排出ガス規制がそれほど厳しくないタイでは生き残っている。たとえ日本に並行輸入などで持ち込んだとしても、公道を走れるバイクとして登録することはかなわないのではあるが。 生誕45周年となる今年も、空冷シングルエンジンをセミダブルクレードルフレームに搭載する姿はそのままに、ニューカラーがラインナップされた。新色は2色あり、ひとつはマットグレーメタリック、もうひとつはシルキーホワイトだ。価格は2022年モデルから1万バーツ上昇し、29万5000バーツ(日本円換算約124万7000円・11/22現在)となった。 日本では、ヤマハがSR400のパーツを永年供給するのではといった話も取り沙汰されているが、海外とはいえ現行モデルとして生き残っていることが、パーツ供給にはプラスに働く面もあるかもしれない。 ──こちらはマットグレーメタリック。