内田雄馬「(大塚剛央が)売れすぎてるんで、仕事、俺もらおうか」 アニメ「メダリスト」第1話先行上映会&舞台挨拶中継が開催
TVアニメ「メダリスト」(毎週土曜深夜1:30-2:00、テレビ朝日系/ディズニープラスで単独最速配信)が2025年1月4日(土)に初回放送を迎える。放送に先駆けて、第1話先行上映会&舞台挨拶同時中継が行われた。さらに、新キャラクターが発表され、追加キャストらのコメントも到着した。 【写真】春瀬なつみが「すーちゃんは、ほんとにプリティーなキャラクター」語る鹿本すず ■アニメ「メダリスト」 スケーターとして挫折した青年・明浦路司(CV.大塚剛央)が出会ったのは、フィギュアスケートの世界に憧れを抱く少女・結束いのり(CV.春瀬なつみ)。リンクへの執念を秘めたいのりに突き動かされ、司は自らコーチを引き受ける。才能を開花させていくいのりと、指導者として成長していく司。タッグを組んだ2人は栄光の“メダリスト”を目指して奮闘する。 「天才少女」と呼ばれている金メダリスト・猪嵜光(CV.市ノ瀬加那)、男子シングルのオリンピック金メダリスト・夜鷹純(CV.内田雄馬)らのキャラクターが司といのりに大きな影響を与える。 ■春瀬「心の深い深い底まで潜っていくのが大変だった」 この度、12月14日に丸の内ピカデリーにて第1話先行上映会&舞台挨拶が行われ、イベントの模様が全国の劇場で同時生中継された。映画館の大スクリーンで1話を観賞した観客の前に、春瀬なつみ、大塚剛央、市ノ瀬加那、内田雄馬の4人が登壇。それぞれ「1話上映後のほやほやの皆様と楽しい時間を過ごせればと思っております」(春瀬)、「『メダリスト』たっぷり楽しんでいきましょう!」(内田)などとあいさつした後、1話を振り返りながらのトークを行った。 春瀬は序盤の自分に自信が持てないいのりを表現するために「心の深い深い底まで潜っていくのが大変だった」と回顧。「スケートへの愛を胸に、いのりちゃんと一緒に乗り越えて、最後まで駆け抜けた」と語った。いのりのコーチとなる司を演じた大塚は「エネルギーがすさまじいので、それをアニメでも声で表現したい」という思いがあったと話し、観客に司のスケートへの愛情や、いのりへの思いを感じてほしいと呼びかけた。 1話では、いのりが母親にスケートをやらせてほしいと訴えるシーンがあり、春瀬は「大切なシーンだったので、何度も何度も試行錯誤して、どうやったら皆さんに伝わるかなっていうのを考えた」と言い、印象に残る場面として挙げた。その際に、司の「この子には才能がある」というセリフが、「演じている時も、本当に勇気を頂けた」と大塚に感謝を伝え、大塚も「アフレコしながら、お互いに作用しているなっていうのは感じていました」と互いに支えになっていたことを明かした。 市ノ瀬が演じる光と、内田が演じる夜鷹については、1話ではセリフのあるシーンがなかったため、特別に2話以降の2人が登場するシーンも公開。市ノ瀬は光の魅力をリンクの上での少し大人びた印象と、降りた時の等身大のかわいらしい印象とのギャップと述べ、「光ちゃん自身は変えているつもりはなくても、温度感がガラッと変わる子だなって思って。その切り替えを、自分の気持ちの中で意識しつつお芝居させていただきました」と語った。 夜鷹の紹介シーンは、舌打ちをしながらスマホを投げ捨てるという場面で、内田は思わず苦笑い。「どんなキャラだと思いますか、皆さん?(笑)」と観客に問いかけつつ、「表面上の温度感は冷たい人」だが、心の内が見えないからこそ「ひもといてみたくなる魅力のあるキャラクター」とアピールした。 ■市ノ瀬「金メダルあげてもいいんじゃないでしょうか」 本作には4人が演じるいのり、司、光、夜鷹以外にも、さまざまなキャラクターが登場するが、その魅力についてもトークを展開。この場で初解禁された伊藤彩沙が演じる鹿本すずについて春瀬は「すーちゃんは、ほんとにプリティーなキャラクターです。自分のことがかわいくて仕方がないっていう。なのに、中身はとてもガッツあふれる魅力的な選手です」と伝え、今後、次々と登場するキャラクターたちへの期待感も高めた。 さらに、イベント後半には、4人に自分自身にメダルを贈りたくなるようなエピソードを発表してもらうコーナーも実施。「今年、自分に金メダルをあげたいほど頑張ったことは?」と言う問いに、春瀬は「スケート」と回答。本作の出演をきっかけに自身もスケートを習い始め「バッククロスという後ろに進んでいく技があるんですけど、それが達成できたので、自分に金メダルをあげたい」と笑顔を見せた。 「仕事」と書いた大塚は、理由を「振り返ってみたんですけど、あまりにも私生活がだらしなかったなと思って」と消去法で「仕事」にしたと告白。だが、それを聞いた内田は「ちょっと(大塚が)売れすぎてるんで、仕事、俺もらおうか(笑)」と提案し、逆に大塚から「いや、逆にください(笑)」とお願いされる展開に。人気者同士らしいやり取りで、観客から笑いを誘った。 市ノ瀬は「自炊」と回答し、1日で5品ほど作る日もあり、最近では「なすの炊いたん」が美味しくできたと報告。内田はぶら下がり健康器にぶら下がるイラストを披露しつつ、「毎日、朝と風呂上がりに連続してもう4カ月で、金メダルあげてもいいんじゃないでしょうか」と自負していた。 最後に、会場と全国各地の劇場から中継で観賞した観客に向け、春瀬は「『メダリスト』は、本当にスケートシーンに力を注いでいて、スケートファン、そしてスケートを初めて見る方にも楽しんでいただけるアニメになっています。皆さん、ぜひ放送を楽しみにしていただければと思います」というメッセージを伝えて締めくくった。 ■新たに追加キャラクターが解禁 また、第1話先行上映会イベントに合わせて、新キャラクターを演じるキャストが公開。役柄とキャストらのコメントが到着した。 名港ウィンドFSCのヘッドコーチ・そに鳥慎一郎(CV.坂泰斗)。元男子シングル日本代表で、オリンピック銀メダリスト。現役時代は夜鷹と表彰台を争い、司にとっては憧れの存在。真面目な人柄で、理凰を父親として見守っている。 鹿本すず(CV.伊藤彩沙)は蓮華茶FSC所属の小学5年生。全日本ノービスBでは、狼嵜光に次ぐ成績で銀メダルを獲得。自分のかわいらしさを強くアピールするが、蛇崩コーチには軽くあしらわれている。いのりが所属するルクス東山FSCのヘッドコーチ・高峰瞳(CV.加藤英美里)は、現役時代は司のアイスダンスのパートナーを務めた。情熱が先走りがちな司にあきれつつも、スケーターとして信頼している。 その他に、いのりの母親・結束のぞみ(CV.小清水亜美)、瀬古間衛(CV.村治学)が追加キャラクターとして名を連ねた。 ■伊藤「すずちゃんにメロメロ」 坂:今回演じさせていただく慎一郎は、元競技者であり銀メダリストでもある人物です。とても生真面目で実直、誰に対しても真摯に向き合いとても丁寧に接する、スポーツマンシップの権化のような人物です。息子である理凰に対しても不器用ながら深い愛情を持っていて、本当にすてきな父親だと思っています。自分自身を高め続けて頂点を目指す競技者いるならば、必ず共に歩む指導者がいます。競技者が全力を尽くす姿に感動するように、それを応援する指導者の姿に心を揺さぶられて思わず涙が出てしまう、そんな「熱」を持った作品だと感じています。是非、この「熱」を感じていただければ幸いです。 伊藤:夢に向かって励むキャラクターたちに共感し、勇気や自信をもらえるこの作品が大好きです!原作を読んでいる時からすずちゃんにメロメロで、もしアニメ化したら演じられたらいいな…!と願っていました。はんなり美少女すずちゃんの魅力と京都・蓮華茶FSCのちょっぴり漫才のようなやり取り、ぜひ楽しみにしていてください。私も放送が待ちきれません! 加藤:初めてメダリストの漫画を読んだ時、とても面白くて一気に読み進めてしまいました!熱い中にある繊細さ…つるまいかだ先生が丁寧に描き上げてくださっていて、お話の展開も、キャラクターからも目が離せませんでした。そんなすてきな作品に「高峰瞳」として参加できること、心からうれしく思います。目標・夢に向かって闘い続けるみんなを温かく、時には厳しい目を持って支えていく瞳先生ですが、とてもユーモアのあるキャラクターなので愛情たっぷり注いでいきたいと思います。ぜひ彼女・彼らの勇姿、成長する姿を一緒に見届けてください。 小清水:いのりの母役を担当いたします小清水です。フィギュアスケートの美しさとその裏にある努力や厳しさ。才能だけでは越えられない高い壁を越えようともがく中にある繊細な人間模様。気がつくとその全てに引き込まれてゆく作品です。原作を拝読させていただきまして、私涙腺は緩くない方なのですが気づいたらボロ泣きしておりました。原作で描かれている心に響く言葉と感情表現を壊すことなく演じられたらというのが個人的な意気込みです。愛ゆえに絡まってしまった親子関係がどのように解けてゆくのか、そしていのりちゃんがどんな輝きを魅せてくれるのか。オンエアを楽しみに待っていてくださいね。 村治:スタジオでは一人で平均年齢を上げてすみません、ミミズ大使の瀬古間です(笑)。つるまいかだ先生の強い思いから生まれたこの作品ですが、皆がその意思に引っ張られてとても良い作品になっていると思います。すごいですよ、映像も。オンエアが始まったらきっとフィギュアスケートのブームが再燃し、各地のスケートリンクが大混雑することと思います!ご期待ください。 ※そに鳥慎一郎の「そに」は正しくは「立へんに鳥」