「白石麻衣がおばさんに見える」「通販カタログのよう」なぜユニクロの着こなしは批判されるのか
ユニクロの快進撃が止まらない。 【写真】「おばさんに見える」物議を醸した白石麻衣『ユニクロ』着こなしの数々
新コレクションの「UNIQLO:C」
ファーストリテイリングが今年1月11日に発表した、2024年8月期第一四半期の決算では、売上収益が8,108億円で前年同期比13.2%を記録。特に好調なのは海外事業で、売上収益が4,413億円で前年同期比23.3%増。同社史上初となる売上高3兆円の達成へ向け、順調な出だしだ。 「いまやユニクロはファッション業界でひとり勝ちの状態。一昔前までは“安かろう悪かろう”なブランドでしたが、近年は大量生産でコストを抑えながら、驚くほど良質で多様なデザインのファッションアイテムを世に出しています。 一時期は、着ている服がユニクロだとバレることが恥ずかしい、などという考えから“ユニバレ”なんて言葉もありましたが、いまや死語になりつつある。街中スナップをしていても、オシャレな人はユニクロを着こなしており、いまや生活必需品といっても過言ではありません」(ファッション誌編集者、以下同) “ユニクロ=ダサい”という価値観が一般的ではなくなったからこそ、毎年のように増収増益を達成しているのだろう。『マリメッコ』や国内で人気の『マメクロゴウチ』、イタリアのハイブランド『マルニ』など、デザイナーズブランドとのコラボは絶大な人気を誇っている。 そんなユニクロが2023年9月に立ち上げた女性向けコレクションが「UNIQLO:C」。 「従来のユニクロらしく機能性を重視しながら、より洗練されたデザインを展開しています。価格帯はこれまでのユニクロの商品と変わらず、発売当初から話題を呼び、完売アイテムが続出しました。ファッション誌ではどこも大々的に『UNIQLO:C』を取り上げるくらい、大注目のコレクションなんです。ユニクロにとって、今後のステップアップに向けた期待度の高いプロジェクトだと思いますよ」
そんな社運を賭けたプロジェクトで、立ち上げ当初からイメージキャストを務めるのが、元乃木坂46の白石麻衣。コレクションのモデルを務め、ホームページやSNSでは大々的に着こなしが紹介され、「UNIQLO:C」の顔ともいえる存在になっている。