議会選で与党圧勝 ねじれ解消、中国接近加速か モルディブ
【ニューデリー時事】モルディブ議会（一院制、定数93）選挙が21日投票され、22日昼（日本時間同日午後）までの開票作業の結果、親中国派のムイズ大統領率いる人民国民会議（PNC）が3分の2を超える約70議席を得て勝利した。 地元メディアが報じた。 PNCは改選前16議席の少数与党だった。政権・与党と議会の「ねじれ」が解消され、政権の対中傾斜と反インド路線が加速するとの見方が広がる。中国の影響力拡大を懸念する隣国インドのメディアは「既に緊張状態にあるインドとの関係にさらなる問題をもたらす可能性がある」と警戒している。
