～コマリン親衛隊総会～

テレビアニメ「ひきこまり吸血姫の悶々」のスペシャルイベント～コマリン親衛隊総会～が4月7日、東京・有楽町朝日ホールにて昼夜2部にわたって開催された。テラコマリ・ガンデスブラッド役の楠木ともり、ヴィルヘイズ役の鈴代紗弓、サクナ・メモワール役の石見舞菜香、ネリア・カニンガム役のファイルーズあい、アマツ・カルラ役の島袋美由利、カレン・エルヴェシアス役の日笠陽子が登場。テレビアニメの振り返りや朗読劇、ライブなどを行った。 【写真】楠木ともり・レア曲を大熱唱＜～コマリン親衛隊総会～＞ ■アフレコの裏話も… 親衛隊総会は、コマリたち6人による生の影ナレからスタート。原作者の小林湖底書き下ろしの脚本で、終盤にはヴィルヘイズが恒例の「コマリンコール」の音頭を取った。客席のファン”親衛隊”も一丸となった大きなコマリンコールが巻き起こり、拍手に包まれながらキャスト6名が登壇した。 作品を振り返る「親衛隊総会 2023 年度総括～コマリン閣下の歩み～」では、テレビアニメ本編を振り返るだけではなく、「GA FES 2023」、「Anime Japan 2023」といったイベントや記念特番の映像も公開された。 アニメ本編の振り返りでは、第1～4話「烈核解放編」、第5～8 話「七紅天闘争編」、第9～12話「六国大戦編」のダイジェスト映像とともに、各章の思い出やキャラクターへの思い入れが語られた。楠木は、「(第2話の)ラップシーンは何度かリテイクがあり、畠中(祐/メラコンシー役)や小林(裕介/ヨハン・ヘルダース役)にアドバイスをいただいたりしました」と明かした。鈴代は「淡々としつつも立てる言葉は立てたほうがいいというディレクションをいただいた」と、アフレコの裏話も。夜の部では、映像のすばらしさについても言及。日笠は「コマリの顔をアップで描くときの力の入り具合に、スタッフさんの愛を感じる」、石見は 「涙目になるコマリのシーンが好き」と発発言し、笑いを誘った。 ■楠木ともり「女の子の顔になっていた」と総ツッコミ イベントや配信の振り返りでは、キャストにまつわるクイズも出題された。昼の部では「GA FES 2023 の『ひきこまり吸血姫のキュンキュングランプリ』で日笠陽子が実践した、思わずキュンとなる女の子の仕草は何？」(正解は「リップクリームを小指で塗る仕草」)、夜の部では「Anime Japan 2023 の『悶々？キュンキュン？告白対決』でファイルーズあいに告白をした島袋美由利は最後どうなった？」(正解は「休憩に連れて行かれそうになった」)といった問題が出され、懐かしい思い出を語った。 バラエティコーナーでは、昼の部のテーマ「運命の言葉でコマリンを口・説・い・て」に関連して、各キャストがお題箱から「運命のワード」を引き、そのワードを使ったアドリブのお芝居で楠木を口説く場面も。口説きタイムのあとは、楠木が「運命のワード」が何だったかを回答。 島袋がトップバッターを務め、「セレブ」という「運命のワード」を交えながら楠木を口説いた。石見と日笠、ファイルーズと鈴代は、2人で楠木を奪い合う形で展開され、各キャストの口説き文句にドキドキした様子の楠木だったが、特にキラキラと目を輝かせていたのがファイルーズの発言。「運命のワード」を言う前に打ち切られるというハプニングがありながらも、ムードづくりが完璧だったようで、楠木は「女の子の顔になっていた」とツッコミを入れられるほど悶絶した様子だった。 夜の部のバラエティコーナーは、「ペア協力ジェスチャーゲーム～2人はどんな関係？～」。2人組になりジェスチャー芝居で、関係性を表現するという内容。楠木・鈴代チームは「まだ付き合っていない2人」、ファイルーズ・石見チームは「メイドの先輩と後輩」、島袋・日笠チームは「姉妹」というお題に挑戦。唯一、正しい関係性を伝えられたファイルーズ・石見ペアが、観客の拍手でも大きなリアクションを勝ち取り、優勝となった。 生の朗読劇では、昼夜ともに小林湖底による書き下ろしで、昼の部はキャラクター原案のりいちゅが描き下ろしたイベントビジュアルと連動した物語を演じた。コマリのドレス姿を愛でるヴィルヘイズたちや、お互いの優雅な姿を褒め合う場面も。夜の部は、コマリン親衛隊総会を舞台にした内容。皇帝の命により総会の中でコマリの側近を決めることになり、コマリにまつわるクイズ大会が開かれるというストーリーとなった。それぞれの個性が爆発したテンションの高い掛け合いに、会場も笑いに包まれた。かと思えば、最終的に側近を今日ここに来てくれた「全員」と宣言するコマリに、ホロリ。会場から大きな拍手が送られ、朗読劇の後はキャスト陣もほろっときたと語った。 ライブコーナーでは本作のエンディングテーマ「眠れないfeat.楠木ともり」を披露。楠木は「ライブで1回しか歌っていない」と明かし、楠木にとっても親衛隊にとっても貴重な機会となった。