すべてが撮影OKで“映え”スポット!蜷川実花の展覧会に佐久間みなみアナ「何時間でもいられる」
音、香り、触感を含めた5感で堪能できる体験型のアート
「Intersecting Future 蝶の舞う景色」の中で蜷川さんのイチオシは「Luminous Echoes」の入り口の向かい側の花園エリア。もっとも蜷川さんの展覧会だけあって、どこも“映え”スポットです。 蜷川さんは内覧会での会見で「一つ一つの部屋を、個展ができるほどの“濃さ”で作っています」と話していましたが、ここまででもかなり満喫できます。が、展覧会はまだまだ続きます! 佐久間アナが「かわいい!色合いがすてき!ピンクなのに、いろいろな層のピンクがある!」と歓喜の声を上げたのが、天井には映像が流れる花弁状のスクリーン、床にはクッションが置かれた「Blooming Emotions」の空間。 クッションに寝ころんでの鑑賞するのがおすすめ、とのことで、佐久間アナもやってみると「寝そべると全然違います。没入感がすごいです!」と納得していました。 さらに、もう一つご紹介したいのが6層の大型スクリーンからなる「胡蝶のめぐる季節 Seasons: Flight with Butterfly」です。 蜷川さんは、展覧会のコンセプトを「日常の中に隠れている美しいことを突き詰めました。少し角度が違うだけで美しい景色が広がります」とコメント。 それを具現化するように、風にそよぐ花々、その間を飛び回る蝶々など、季節折々の風景が映像に切り取られています。 スクリーンの奥にはうっすらと別のスクリーンが。来場者はスクリーンを縫うように作品を鑑賞するなかで、これらのスクリーンに映り込むことになりますが、蜷川さんはそれも作品の一部だと言います。 スクリーンの合間を歩いた佐久間アナは「実際のお花畑を歩いているような感覚です。子どもに戻ったみたいなやさしい気持ちになれました」と楽しんでいました。 展覧会を見終えて、蜷川さんが開催にあたり話した「全体にストーリーがあるので、映画を見終わった気分になってほしいです。アートに興味がない人も楽しんでもらえると思いますので、気軽に遊びにきてもらいたいです」という言葉を思い出しました。この展示に、“アート”という高いハードルはありません。 人間が識別できる最大数と言われる100万色もの光彩色で、リアルな世界にある美しさを表現しているこの展覧会。それを見るだけではなく、音、香り、触感を含めた5感で堪能できる体験型のアートです。 すべて撮影可能というのも楽しく、時間を忘れてしまうので、日常から一時でも脱却したいという方には特におすすめです。 text by=Eiko Katsukawa