認知症当事者を「希望大使」に任命 道民の理解を深めたい
認知症の人が生き生きと活動する姿を自ら発信することで認知症への理解を深めてもらう、「ほっかいどう希望大使」の任命式が開かれました。 「希望大使」は、認知症の当事者が前を向いて暮らしている姿を道民に発信し、希望を持てる社会づくりを進めるため、道が初めて任命しました。 任命された3人は今後、道が主催する講演会などで自身の経験を語る活動をします。 横山弥生さん(54)「いつ何が起こるかわからない自分の人生を悔いなく生きたほうがいいと思って(大使になった)」 松本健太郎さん(50)「皆さんがこの病気に立ち向かう参考になればと思う」 竹内瑠璃子さん(77)「認知症との付き合い(で大事なこと)は、家に閉じこもらず家族以外の人に会い、話をして刺激をもらい気分転換を図ること」 道内の認知症高齢者数は増加傾向で、来年には、10年前と比べ9万人余り多い 33万4千人になると推計されています。 道は、大使の活動を通してさらに認知症への施策を充実させたい考えです。