〈オリエンタルシューズ〉が奈良・大和郡山市に旗艦店をオープン。カフェスペースも
コロカルニュース
■同社の主要ブランドのシューズが勢揃い! 1960年代に革靴の産地として栄えた奈良県大和郡山市。当時の日本のビジネスマンの足元は、同地に支えられていました。 【写真で見る】「New nostalgic」をコンセプトに掲げる“メイドイン奈良”なブランド〈TOUN〉のスニーカー そんな奈良県・大和郡山市で1947年に創業し、戦後復興から高度経済成長期、バブル崩壊、リーマンショックなど、日本経済のさまざまな変遷を経ても、今なお質実剛健な靴をつくり続けている革靴メーカーがあります。名前は、〈オリエンタルシューズ〉。 同社の創業者・松本常雄氏は、第二次世界大戦でのビルマ(現ミャンマー)戦線からの生還者。戦地での靴の重要性を感じた氏は、帰国後に靴づくりをスタート。以来、靴の製造・卸を展開してきました。 そんな同社が2023年12月2日、本社工場の一角に旗艦店〈ORIENTAL SHOES FACTORY SHOP〉をオープンしました。 安価なアジア製の靴が日本に大量輸入されるようになってから、ブランディングを強化させた同社のオリジナルシューズブランド。 その販売に力を入れる過程で常に課題に上がったのが、“実際にお客さまにシューズを見て試せる場”を設けることでした。このショップはそんな同社の意向がようやくかたちとなった場所。あえて都心ではなく、本社工場の横に建てたのは、工場現場で働くスタッフがお客さまの購入をすぐそばで感じ、ものづくりへ反映してほしいという思いから。 このショップでは、そんな同社が展開するシューズブランドをしっかりと見て、履いて、購入することができます。 上記のオリジナルシューズブランドのほか、奈良で製造されている3つの靴下ブランドもラインナップ。シューケア用品は革靴やスニーカーを支える同社お墨付きのシューケア用品も取り揃えています。今後も、足元にちなんだ商品は増える予定とのこと。 また、店内にはイートインスペースも併設。京都の〈NAKAYAMA COFFEE〉とつくったオリエンタルブレンドやオーガニックのスパークリングジュース、フェアトレードのチョコレートなど、買い物の小休憩にぴったりな、こだわりのフードが用意されています。 同社の世界観を反映したこのショップでは、きっと長く足元を支えてくれる、お気に入りの一足が見つかるはず。奈良で足元のファッションを楽しみたいなら、ぜひ〈ORIENTAL SHOES FACTORY SHOP〉へ足を運んでみてください。 information ORIENTAL SHOES FACTORY SHOP 住所:奈良県大和郡山市小泉町2475-2 tel:0743-55-1113 営業時間:10:00~18:00 定休日:日、月曜日・祝日 writer profile Kanae Yamada 山田佳苗 やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。 【コロカルニュース】とは? 全国各地の時事ネタから面白情報まで。コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。