クレイグ・ブレスロー編成本部長（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

【米マサチューセッツ州ボストン30日（日本時間1日）発】3年連続でポストシーズン出場を逃したレッドソックスは本拠地フェンウェイ・パークで記者会見を行い、アレックス・コーラ監督、クレイグ・ブレスロー編成本部長、サム・ケネディ社長が約40分に及ぶ質疑応答を行った。 　就任1年目だったブレスロー氏は来季に向け、「特に先発投手とブルぺン投手の補強について、あらゆる可能性を探る」などと無難な受け答えを続けた。その中で、前日に右肩手術を受ける可能性が浮上した吉田正尚外野手（31）については「マサは今週末に（検査の）予約を取っており、今、報告できるものはない」と話し、「（吉田に限らず）手術を受けた選手たちの回復に向けたスケジュールはメディカルスタッフが設定した予想の範囲内になる」と説明した。 　また、「吉田が健康な状態で（来季のキャンプ、開幕までに）戻ってきたら、今季同様DHでの起用になるのか。それともDHは別の形で使うつもりなのか」という質問に対して同氏は「それは、（来季の）ロースターがはっきりした時点で考えることになる。だが、（吉田が）外野を守ることが出来たら、アレックス（コーラ監督）はもっとフレキシブルに采配出来るだろう」と言葉をつないだ。 　吉田は前日、来季は外野手としての出場に意欲を示したが、右肩を完治させ、不安なく来季を迎えることが出来るかどうかにかかっている。今オフは重要だ。