宇治茶の発展 絵画を通じて振り返る企画展 宇治市歴史資料館
新茶が出回るこの時期に合わせ、江戸から昭和初期に描かれた宇治茶の絵画資料を集めた企画展が、宇治市で開かれています。宇治市歴史資料館には、当時の観光ガイドブックなど45点が展示されています。江戸時代後期には、印刷技術の発展に伴い宇治茶が評価されて広く知られるようになったことで、日本が鎖国を解いて宇治茶が世界に流通するようになった時代の看板やチラシ、ポスターのほか、イギリスの新聞に宇治茶がイラストで紹介された貴重な資料も展示されています。宇治市歴史資料館によりますと、観光名所が多い宇治市では、観光客の増加が注目されているが、その中心に宇治茶の魅力があったことを再認識してほしいと話しています。この企画展は、6月23日まで開かれています。入場無料です。