【年収1000万円超え】高収入の女性が年々増えているって本当?
昨今では、男女が平等に活躍できる社会の実現を目指して、労働環境の見直しが行われています。女性の社会進出が進む今、年収1000万円を超える「キャリアウーマン」の割合はどれくらいになっているのでしょうか。 本記事では、年収1000万円超えの女性の割合とともに、高収入の女性が増えている理由についてもご紹介します。 ▼勤続20年でも年収は「280万円」貯蓄も「30万円」しかないのは少なすぎ!? 転職したほうが良いの?
年収1000万円超えの女性の割合は?
国税庁が実施した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円以上の女性の割合は「1000万円超~1500万円以下」が全体の1.0%、「1500万円超~2000万円以下」が0.3%、「2000万円超~2500万円以下」が0.1%、「2500万円超」が0.1%となっています。 合計すると「年収1000万円超」の女性は、全体の1.5%であることが分かります。平成30年からの割合の推移を、表1にまとめました。 表1
※国税庁が実施した「令和4年分 民間給与実態統計調査」を基に筆者作成 平成30年から令和4年までの5年間で、年収2000万円超の女性の割合は変化していません。「1000万円超~1500万円以下」と「1500万円超~2000万円以下」の割合は0.1~0.2%増加しています。 なお令和4年において、女性の中で最も割合が多いのは、年収「100万円超~200万円以下」の21.5%で、次いで「200万円超~300万円以下」の20.0%、「300万円超~400万円以下」の17.9%です。
高収入の女性が増えている理由は?
数年前に比べて高収入の女性が増えてきたのは、女性にとって働きやすい環境が整ってきたことだけではなく「収入の高い職業に就く女性が多くなってきたことも理由の一つ」という意見があります。 同調査によると、女性の平均給与が高い職業と、その年間給与は「電気・ガス・熱供給・水道業」の532万7000円、「情報通信業」の479万4000円、「金融業、保険業」の460万8000円とのことです。平均給与の高い職場で昇進すれば、さらに高収入が望める可能性があります。