東京V、川崎とスコアレスドロー J1では15年178日ぶりの無失点…城福浩監督「自信になる」
◆明治安田J1リーグ第9節 川崎0―0東京V(20日・U等々力) 東京Vは、川崎と敵地でスコアレスドローだった。前半立ち上がりから相手のDFライン裏を狙っていたほか、川崎のミスからチャンスメイクしたがゴールを奪いきれなかった。城福浩監督は「試合を通じて全員がいい守備をしてくれて、クリーンシートを今シーズン初めて達成できたことは自信になると思います」と評価した。 東京VがJ1で無失点試合をしたのは、08年10月25日の京都戦(西京極)以来、15年と178日ぶりだ。ただ今日は勝ちきれず「決定機の創出では我々が上回っていたと自負しているので、今日の勝ち点(1)は悔しい」と勝利に値する内容だったと指摘した。 前節は後半アディショナルタイムに失点して追いつかれた。試合の終わらせ方という点では、川崎の攻撃陣をしのぎきったのは大きい。指揮官は要因として、パスミスの後のリカバーが冷静になってきた点に着目。「一つのミスが誰かのカバーで帳消しになる。この繰り返しだと思う。痛い思いをしてきた中で、勇気を持ってつなぐことをした中でのミスを、みんながカバーしたからこそ失点ゼロだったと思う。我々は恐れずに勝ち点3を取りに行く姿勢を貫きながら、全員でカバーして失点をゼロにする。これはシーズン通して続けていきたい」と話していた。
報知新聞社