【大分】大学生が佐賀関の課題を解決へ 交通社会実験
大分朝日放送
大分市佐賀関地区の交通の課題を解決しようと、大学生が観光客の多い週末に実証実験を行っています。 日本文理大学で交通政策について学ぶ学生が佐賀関のフェリー乗り場で電動アシスト自転車や電動キックボードを観光客や地元の人に貸し出しています。 新たな移動手段を導入することで地域の交通のニーズをあぶりだそうと、週末に実験的に行っているものです。 佐賀関地区にはJX金属関崎海星館や海水浴場などがありますが、路線バスは主要な道路しか通っておらず観光スポットまで行ける公共交通機関がないことが課題になっています。 (利用客) 「きょうは今から佐賀関を一周して黒ヶ浜を見たい」 「こういう機会があればたくさん佐賀関の名所を回ることが出来るのでうれしい」 (日本文理大学 吉村充功教授) 「観光資源は海星館や灯台など素晴らしいものがあるが道が狭いとか車でないと行けないところもあって移動の課題の解決をしたい」 最後の実証実験となる23日には時速20キロ未満で走る電動バスの運行も行います。 大学は、利用者のアンケート結果を大分市に提出し、継続的な事業にしていきたいとしています。