長さ365メートル、重さ7トン、国の重要無形民俗文化財がギネスに挑戦! 運ぶ人大募集中、5人以上で申し込みなら弁当準備 「最大のパレード」で舞台盛り上げ22日、川内大綱引開催 薩摩川内市
22日の川内大綱引を前に実行委員会の本部開きが、鹿児島県薩摩川内市鳥追町の大綱引保存会前広場であった。国の重要無形民俗文化財に指定されてから初となる開催に向け、関係者が安全と成功を祈った。上方と下方の五役のほか、保存会員や実行委員ら約30人が6日、出席。神事があり、大綱の材料になる縄や太鼓をおはらいした。 【写真】川内大綱引の安全と成功を祈る関係者=薩摩川内市鳥追町
福留尚志実行委員長(51)は「市制20周年でもあり、記念すべき年。多くの人に素晴らしい綱引きを見てもらえるよう準備する」と力を込めた。 実行委員会は22日の本番で、完成した大綱を会場まで運ぶ人数でギネス世界記録に挑戦する。長さ365メートル、重さ7トンを担いで運ぶ人を、一般にも広く募っている。 市制施行20周年と、国の重要無形民俗文化財指定を記念した挑戦。既存の記録はなく「綱を運ぶ最大のパレード」と名付けた。 同日は県道43号(神田通り)で大綱を作る「綱練り」の後、午後3時半から会場の国道3号まで数百メートルを運ぶ。認定員がその場で審査する。参加希望者は午後1時までに、綱練り会場の本部で受け付ける。無料。中学生以上が対象。 午前10時からの綱練りからの参加も可能で、18日までに5人以上で申し込めば当日の弁当が準備される。担当者は「日曜日でもあり、多くの人に大綱引を見るだけでなく参加もしてほしい」と呼びかけている。
川内大綱引保存会事務局=0996(21)1851。
南日本新聞 | 鹿児島