ロンドンでナオミ・キャンベルの歴史を振り返る個展がスタート!
54歳のモデル、ナオミ・キャンベルは、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で展覧会を開催した初のスーパーモデルであり、初の黒人女性でもある。 【写真】『NAOMI: In Fashion』展のオープニング 1988年、ナオミ・キャンベルはフランス版「ヴォーグ」の表紙を飾った初の黒人モデルとなり、ファッションの歴史に大きな足跡を残した。6月19日には、彼女はロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館が展覧会を開催する初の黒人女性となった。「『Diva』や『Africa Fashion』のような多くの展示やプレゼンテーションが黒人女性クリエイター、アーティスト、パフォーマーにスポットライトを当ててきた一方で、『Naomi: In Fashion』はV&Aが黒人女性に捧げる初の大規模な個展です」と、この展覧会のために尽力したV&Aのファッションキュレーターのソネット・スタンフィルは語った。ナオミ・キャンベル本人の出席で開幕したこの展覧会は、6月22日から一般公開される。
40年間のルックの数々
ナオミ・キャンベルに捧げる展覧会では、イギリス人モデルの彼女が40年のキャリアの中で着用したルックの数々が展示されており、そのどれもが彼女にとって「感傷的な意味と価値」を持つものだと、美術館はInstagramのアカウントで説明している。展示品の中には、「2020年秋のランウェイで披露されたケネス・イゼのストライプドレス、1987年秋のコレクションからイヴ・サンローランの羽飾りのカクテルドレス、そして2019年のファッションアワードで彼女が着用したアレキサンダー・マックイーンの美しい装飾が施されたドレスが含まれています」と、美術館はさらに詳しく説明している。「彼女はまだ16歳の頃のアイテムをいくつか持っていて、チュニジア生まれのデザイナー、故アズディン・アライアが彼女に贈った最初の作品、紫のボディスーツとスカートのことを今でもはっきりと覚えています」とさらに続けている。「特にお気に入りの一着を選ぶのはとても難しい。なぜなら、どの衣装にも時間をかけて向き合ってきたから」とナオミ・キャンベルは同記事で語っている。「たとえそれがフィッティングだけだったとしても、一緒に仕事をするデザイナーたちの創造性を信じる時間を過ごしてきました。それが本当のコミットメントです。」