看護師ユニホーム一新 富山・砺波総合病院、7月からジェンダーレス対応
砺波総合病院(富山県砺波市新富町)は、7月1日から看護師のユニホームを一新する。襟付きの白衣を廃止し、半袖でVネックの「スクラブ」に統一する。色は2色で、日勤者は紫、夜勤者は白と使い分け、業務の引き継ぎなどをスムーズにする。18日に同病院でお披露目された。 看護師用は現在、青、ピンクの2色のスクラブと襟付き白衣の3種類あり、スクラブは男女で異なる色を着用してきた。同病院は5年に1度、全職員のユニホームを見直しており、変更に向けて今回アンケートを取った。 意見として上がったジェンダーレスの希望を踏まえて、男女共通の色を採用。現行の襟付きの白衣は体形が分かりやすいデザインとの声があったため、やめることにした。スクラブは軽くて通気性が良い特徴がある。 色などは看護職の全415人による投票で決めた。勤務帯によって使い分けることで、働き方の向上や超過勤務の削減が期待されるという。小倉里美看護部長は「現場のモチベーションアップになり、地域の皆さんに質の高い医療を提供することにつながる」と話した。