筧利夫、6年ぶりミュージカル出演は「タロット占いで決めた」
俳優の筧利夫らが30日、東京・池袋のサンシャイン劇場でブロードウェーミュージカル「クラスアクト」のゲネプロと会見に出席した。公演はこの日から全国16都道府県で行われる。 主人公のエドを演じるのは、6年ぶりのミュージカルという筧。2年前にもオファーがあったというが、出演しなかった。今回はタロット占いに行き、出演するかしないかを相談したという。冗談のようだが「実話ですよ」とニッコリ。「この女優は大変そうだけどやった方がいいなど、的確なアドバイスもしてくれる」と話すと、隣にいた元宝塚歌劇団月組トップスターの紫吹淳は筧に視線を送った。 筧は「売れることに興味がない」とエドを分析。共通点は「作品を大事にしすぎること」で、稽古中は集中しすぎて「毎日意識が飛んでいる」とも明かした。 稽古中の印象的なエピソードを問われ、「差し入れを絶やさなかったこと」と筧。チロルチョコ500個、キットカット300個、ビスコ500個…の差し入れに、「駄菓子屋みたいで楽しかった」と紫吹は振り返った。年長者が多いカンパニーでも駄菓子人気は高く、特にマイケル役の吉田潔が一番食べたという。筧は「(吉田は)病院送りになるのでは」と笑った。 最後に「全国の皆様、『クラスアクト』開幕でございます。おそらくこのミュージカルはかなりの賞をとることになり、2度3度4度5度と再演していくこととなります。一番最初の初演の日本のやつが見られるかどうかというのは今後のあなたたちの話題にかかってます。ぜひ味わいに来てください。首を長~くして待ってます」とコメントした。同会見には、高橋由美子、吉田要士、ブラザートムも出席した。
報知新聞社