3世帯に計50万円の就学援助を間違って支給、教育委員会の職員戒告 湧水町
鹿児島県湧水町は2日、就学援助の対象でない3世帯に計約50万円を誤支給したとして、教育委員会の30代男性主任を戒告の懲戒処分にした。 町によると、主任は2023年度、学用品の購入費や医療費などを援助する、要・準要保護児童生徒就学援助費の支給世帯の判定を担当。基準に満たない3世帯に誤って計51万8480円支出した。今年6月中旬、別の職員が気づいた。9月定例会に提出した24年度一般会計補正予算に誤支給分の返納金を計上した。 平幸二教育長は「町政に対する信頼を損ない、関係者に深くおわびする。職員の指導を徹底し再発防止に努める」とコメントした。
南日本新聞 | 鹿児島
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