学童クラブで職員数水増し 東京の労働者協同組合
労働者協同組合「ワーカーズコープ・センター事業団」(東京)は28日、東京都と北海道、神奈川県で運営する放課後児童クラブ(学童クラブ)や児童館など計38施設で、水増しした職員数を業務委託元の自治体に報告していたと発表した。人手不足やコンプライアンス(法令順守)意識の低さが原因という。今後、過大受給した運営委託費を算定し、返還する。 事業団によると、配置する職員数は、厚生労働省のガイドラインや各自治体との契約で定められている。だが今年6月、東京都新宿区内の施設で、職員数が配置基準を満たしていないのに、満たしているように虚偽の報告をしていたことが発覚した。