【東京新聞杯】ウインカーネリアンの再度の逃げ切りに期待 穴は内枠サクラトゥジュール
穴馬は昨年のメイSの勝ち馬サクラトゥジュール
一昨年12月のディセンバーS、昨年1月のニューイヤーSと、リステッド競走で小差の2着と善戦しながら、なかなか勝ち切れなかったが、休養明けとなった3走前のメイSでようやく勝利した。 そのメイSは2番枠からまずまずのスタートを切り、外の各馬を行かせて3列目の最内を追走。道中は行きたがっていたが我慢させ、3~4角の最内から直線で逃げるマテンロウスカイにじわじわ詰めより、最後にクビ差かわしてゴールイン。能力値4位の項目でも触れているように、このレースでは重賞で勝ち負けになる指数を記録している。 前走の中山金杯は前々走の関屋記念から2Fの距離延長を意識し、ゆっくり出して中団で控えていったが、前半のペースが上がらず、行きたがってかなり折り合いを欠く競馬になった。前有利の展開で後方に下がり、3角手前までスムーズさを欠く競馬では本来の能力を出し切れなかった。今回はマイル戦。距離適性はともかく、折り合いの観点からは芝2000mよりもこの距離のほうがやれるはず。1番枠から上手く内目を立ち回っての一発に期待したい。 ※パワーポイント指数(PP指数)とは? ●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示 例)マスクトディーヴァの前走指数「-22」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも2.2秒速い ●指数欄の背景色の緑は芝、茶色はダート ●能力値= (前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3 ●最高値とはその馬がこれまでに記録した一番高い指数 能力値と最高値ともに1位の馬は鉄板級。能力値上位馬は本命候補、最高値上位馬は穴馬候補 ライタープロフィール 山崎エリカ 類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。
山崎エリカ