服部良一トリビュートアルバムより7インチ・アナログ盤2タイトルのリリースが決定
2月21日(水)にリリースされる『世紀のうた・心のうた -服部良一トリビュート-』より、スチャダラパー「おしゃれミドル(Contains samples of 「おしゃれ娘」)」と小西康陽 feat.甲田益也子「東京の屋根の下」の2曲を収録した“赤盤”と、真心ブラザーズ「ヘイヘイブギー」と曽我部恵一と井の頭レンジャーズ「買物ブギー」の2曲を収録した“青盤”の2タイトル7インチ・アナログ盤が4月20日(土)に発売することが決定。 ジャケットのイラストは、ミュージシャンを愛らしくデフォルメした作風で人気を博すYKOYKO(タカハシユキオ)によるもの。服部良一や楽曲をよりポップに表現するレコード・ジャケットとなっており、収録内容もさることながらコレクティブルな魅力が光るアナログ盤です。 さらに、2023年10月に配信のみでリリースされた「東京ブギウギ」のリミックス&リエディット・ヴァージョンのアナログ盤も発売が決定。和モノDJの第一人者、DJ 吉沢dynamite.jpによるリエディットでは、原曲を活かしつつ中條卓(THEATRE BROOK)のウッド・ベースを加えボトムが持ち上がった立体的な音像に仕上がっています。冗談伯爵での活動や多くのアーティストのプロデュースを行う新井俊也によるリミックスでは、原曲のフレーズなどを用いながら強力なリズムトラックが加えられ、よりフロアを盛り立てるパーティー・チューン仕様に進化しています。 [コメント] 服部良一さんの偉大なアーカイブの中から、サンプリングする楽曲を探すのはとても楽しい作業でした。その中で、僕らの世代だとモノマネ番組のご意見番組としての面しか知らなかった淡谷のり子さんの、ブルースではない恐らく初期の部類に入るだろう録音物を聴けたのは感動しました。曲の初々さ、楽しさ満載の音源にとても感動し、今回の楽曲制作に至りました。また機会があれば是非お願いさせて頂きたいです。 ――スチャダラパー 服部良一さんの作った楽曲の中でも「胸の振子」と「東京の屋根の下」は特別に好きなレパートリーです。なんとも言えない気品をそなえた歌詞とメロディと和声。佐伯孝夫さんの歌詞も本当に美しい。その「東京の屋根の下」を編曲させていただき、さらには尊敬する歌手・甲田益也子さんに歌っていただく、そんな素晴らしい機会をありがとうございました。 ――小西康陽 この時代の精神感じる前向きで素敵な詞曲 私、ひとりでは出会わない世界への誘い 小西さん、皆さん このたびも ありがとうございます! ――甲田益也子 YO-KINGが歌えば、さぞゴキゲンになるだろと、カバーのお話をいただいたときからワクワクしっぱなしでした。 旧知のドラマー伊藤大地氏に連絡し、彼と懇意のブギウギピアニスト、斎藤圭土さんとの共演が決定。ならばベースはと、細野晴臣さんのバック等々で大地くんとコンビを組んで久しい伊賀航氏を。 いやまてやはりブラスセクションは欠かせないと、一度一緒に音を出してみたかった売れっ子サックス奏者、副田整歩氏にオファーを入れ、さらに彼の推薦により凄腕トランペッター長田明宏氏が加わり、かくして役者は揃ったのです。 「七人の侍」気分で臨んだスタジオセッションの結果は、お聴きの通り。 アレンジ自体は基本的に原曲に沿いましたが、やはり音楽とは面白いもの。鳴りだしたのは2024年のブギウギでした。 服部先生、笠置先輩、サイコーです。勉強させていただきました! ――真心ブラザーズ 同郷ということもあり、ずーっと親近感を勝手に抱いている笠置シヅ子さん。 いつか歌ってみたかった「買物ブギー」。実際歌ってみると難しいこと! ダンスホールレゲエのカートを押して宇宙のショッピングモールの果てへ。そんな感じでやってみました。 ――曽我部恵一