高校生制作の反戦ポスターも展示 土崎空襲の記憶を現代へ/秋田
CNA秋田ケーブルテレビ
日本最後の空襲の1つ、土崎空襲を今に伝える資料展「戦争と土崎空襲展」が 秋田市土崎みなと歴史伝承館で12月24日(日)まで開催されている。 この資料展は土崎空襲の記憶を現代の多くの人に語りついでいこうと活動する土崎港被爆市民会議が毎年開催している。 日本最後の空襲の1つである土崎空襲では終戦前日の8月14日の夜から未明にかけて1万2千発あまりの爆弾が落とされ250人以上が犠牲になった。 今回の資料展では秋田公立美術大学附属高等学院の生徒が「平和」をテーマに制作したポスターも展示された。 地上に咲くはまなすの花と地中に埋まっている可能性のある不発弾をポスターに描いた秋田公立美術大学附属高等学院の阿部日向さんは 「戦争を身近に感じてほしい、現在普通の生活を送れていることのありがたみを知ってほしいという思いで制作した」と話した。 一方でポスターに記された「本当の平和は、いつくるの?」という文章に込めた想いについては「世界ではまだ戦争が起こっていて、今後は日本でも戦争が起こらないとも限らないと思うし、普通の生活は送れていても戦争の恐怖がまだどこかにあるのではないかと思っている」と話した。 「戦争と土崎空襲展」は12月24日(日)まで開催されている。