リング誌元編集人が「井上vsタパレス」の海外オッズ紹介とともに勝敗予想
12月26日(火)、東京・有明で行われるスーパーバンタム級の4団体王座統一戦で、井上尚弥はフィリピンのサウスポー、マーロン・タパレスを相手に新たな歴史を刻むことができるか。 【動画】TOP RANK社が公開した『モンスター』井上の驚異的なコンビネーションとKO集動画を本誌記事内で紹介中 名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが、この試合の代表的ブックメーカーによるオッズ、そして本誌としての勝敗予想を紹介する。
名門誌の元編集人が大手のオッズと両者のデータをもとに勝敗予想
日本が誇るハードパンチャー、井上尚弥が自身2階級目となる4団体王座統一を目指し、12月26日に有明アリーナで行われるマーロン・タパレス戦に臨む。このタイトルマッチならびにアンダーカードは、NTTドコモの動画配信プラットフォーム『Lemino』(レミノ)で独占無料生配信される。 井上(25勝0敗、22KO勝ち)はこれまでに4階級で世界タイトルを獲得、昨年12月にポール・バトラー(英国)をTKOで破り、約50年ぶりにバンタム級のアンディスピューテッド王者となった(現WBA/WBC/IBF/WBOの4団体時代としては初)。その後、『モンスター』は当時無敗記録を続けていたスティーブン・フルトン(米国)をノックアウトし、転級初戦でWBC/WBO世界スーパーバンタム級王者に輝いた。 一方のタパレス(37勝3敗、19KO)は2階級を制覇してきた、現WBA/IBF世界スーパーバンタム級王者。このフィリピンの新たなスターは、2019年に岩佐亮佑に敗れた時点ではもはや引退間近と考えられていた。しかし、そこから3連勝を記録すると、今年4月に当時王者だったムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)を判定の末に下し、井上と戦う権利を手に入れた。 ここでは、名門『The Ring』誌元編集人で現在も同誌レーティングパネリストを務める、本誌格闘技部門副編集長トム・グレイが、大手ブックメーカーのオッズを参考にしつつ、122ポンド(スーパーバンタム級)の頂点を決する試合の勝敗予想を紹介する。