加太の海をイメージ 南海10月から水色の「めでたいでんしゃ」
南海電鉄はこのほど、和歌山市の加太観光協会などと共同で加太線沿線の魅力を発信する「加太さかな線プロジェクト」で、海をイメージした水色の「めでたいでんしゃ」を運行すると発表した。区間は和歌山市駅~加太駅間で運行開始は10月7日の予定。
同社によると、このプロジェクトは2014年から進められており、昨年4月からは「加太の鯛」と加太にある神社「淡嶋神社」の縁結びをイメージしたピンク色のめでたいでんしゃを運行。乗るだけでおめでたい気分になる=おめでたい、ずっと乗っていたくなる「愛でたい」電車として周知している。加太は和歌山市の郊外に位置し、関西でも屈指の魚釣り場所としても知られている。 今回の水色バージョンは、それをベースに加太線ワンマン車両(7100系2両1編成)に加太の海をイメージして外装を水色に。座席シートやつり革にはは海の生き物や波模様などをあらわしている。列車の窓の装飾は、ピンク色の電車とデザインが一部異なるという。
床面には、海をイメージした水色に、釣り場やサーフィンボードを描き、窓のロールカーテンには魚影が描かれるなど、加太の海にこだわった内容となる。
同社は「各所に海の生き物をちりばめ、海の中に来たような『心地よさ』と『ドキドキ感』を演出します。ぜひ、加太さかな線でめでたい旅にお出かけいただき、ピンク色と水色のめでたいでんしゃに出会ってください」としている。