蛭田葵さんの作品 最優秀賞 郡山市制施行100周年記念ラッピングピアノデザイン チューリップをモチーフに
郡山市制施行100周年を記念して市が制作するオリジナルラッピングピアノのデザイン案が決まった。市内の国際アート&デザイン大学校の学生88人が発案し、蛭田葵さん(19)=グラフィックデザイン科1年=の作品が最優秀賞に選ばれた。 蛭田さんの作品は「思いやり」が花言葉のチューリップをモチーフに、音楽を通して思いを届けるイメージを表した。温かみのある暖色系を中心に、一部で色を変えて多様な感情を込めた。 監修を務める市フロンティア大使のクリエイティブディレクター箭内道彦さんがオンラインで最優秀賞と優秀賞5点を発表した。蛭田さんのデザインを「少しずつの色が集まって全体の色を構成しているのが、市民の暮らしや人生と重なる」と評価した。 箭内さんの助言を踏まえ3月中にデザインを確定し、制作に入る。5月25日にエスパル郡山で披露する。1週間ほど展示した後は開成山公園の野外音楽堂に設置する予定。蛭田さんは「市民の憩いの場になるようなピアノにしたい」と意欲を見せた。
国際アート&デザイン大学校の学生は箭内さんが示した「フロンティアたちのポリフォニー」をテーマにデザイン案を考えた。 優秀賞は次の通り。 安斉優来(ゲーム・CGマスター科1年)菅野洋太(マンガクリエイト科1年)間島花音(コミックマスター科1年)小池真奈斗(ゲーム・CGマスター科1年)渡辺響輝(アニメーション科2年) (郡山版)