【写真：Getty Images】

　スペイン紙『SPORT』が現地時間20日、フルミネンセに所属するブラジル代表MFアンドレについて「（バルセロナのスポーツディレクターを務める）デコが数か月にわたって観察・情報収集を行っている」と報じた。同選手はFIFAクラブワールドカップサウジアラビア2023の準決勝、アル・アハリ戦にフル出場している。 【画像】バルセロナ最新スタメン＆フォーメーション 　アンドレに興味を示すクラブは多い。これまでにアーセナルやマンチェスター・シティなどからの関心が伝えられ、『SPORT』によるとリバプールへの移籍は「あと一歩のところまで迫っていた」という。 　そのような人気銘柄に対し、同紙は「バルセロナは有利に動けるだろう」と見解を示している。その根拠として、「デコの存在」を挙げた。 「彼はフルミネンセの経営陣と非常に良好な関係を保っている。なぜなら、彼にとってこのチームは2013年に引退するまでプロ選手として在籍した最後のクラブだからである。彼はリオのトリコロール・カラーのユニフォームで歴史を作り、2010年と2012年にはブラジルの1部リーグで優勝した」 「さらに（バルセロナが）デコを支持する理由はもうひとつあり、それは彼が選手時代から現在アンドレの代理人を務める人物と良好な関係を維持していることだ」 　また、『SPORT』は同選手について「確実に今後数年でプロとして最高のプレーを提供する」と見ており、将来的な市場価値を考えると現在の評価額は「手ごろである」と述べている。