袴田さん姉「再審法を改正して」 冤罪で泣いている方に証拠開示を
1966年の静岡県一家4人殺害事件で死刑が確定し、静岡地裁で再審公判中の袴田巌さん(88)の姉ひで子さん(91)が3日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し「巌だけが助かればいいわけではない。冤罪で泣いている方に有利な証拠を出してもらえるよう、再審法を改正してほしい」と訴えた。 検察側が5月の公判で確定審と同様に死刑を求刑したことについて「今更参ったとは言えず、ああ言わないと収まらないのだろう」と語り、「(9月の)判決まで頑張って闘っていく」と強調した。 袴田さんの近況に関しては「ものすごくたくさん食べる。好きなものを食べて生活すればいいと思っている」と話した。