大学生集団暴行死 交際相手ら2人を強盗などの疑いで再逮捕 北海道
北海道江別市の公園で男子大学生が集団暴行されて死亡した傷害致死事件で北海道警は16日、交際相手の大学生、八木原亜麻容疑者(20)とその友人の大学生、川村葉音容疑者(20)を強盗や詐欺、窃盗などの容疑で再逮捕した。 【写真で見る】事件が起きた公園 再逮捕容疑は10月25日深夜から26日未明、知人の少年ら4人と共謀し、江別市の公園で大学生、長谷知哉さん(20)の顔を蹴るなど暴行。その際に奪ったクレジットカードやキャッシュカードを使い、コンビニでたばこ約30箱などを買ったり、現金自動受払機(ATM)から現金12万7000円を引き出したりしたなどとしている。道警は2人の認否を明らかにしていない。 長谷さんは10月26日早朝、公園で全裸で倒れているのを発見され、その後に死亡が確認された。道警は27日に八木原容疑者を傷害容疑で逮捕し、傷害致死容疑で送検。29、30日に川村容疑者と16~18歳の少年ら4人を傷害致死容疑で逮捕していた。道警は、残る4人も強盗容疑などで近く再逮捕する方針。 捜査関係者によると事件のきっかけは、長谷さんと八木原容疑者の交際関係のもつれだとみられ、八木原容疑者は「別れを切り出され、トラブルになった」、川村容疑者は「謝ってもらおうと思っていた」と供述しているという。【後藤佳怜】