7ORDER、第2章スタートへの決意を込めた新曲「But(裏)」「But(表)」MV撮影現場レポート
ダンスパートの終盤、「それぞれいろんな思いがあるけど、仲がいいから集まると結局、ふざけちゃうし、今日も楽しかったよなで終わっちゃう。だけど、再びスタートするのはすごく怖かったのに、やるって決めたんだから、もうごまかしちゃダメ。ミュージックビデオでこのシーンを使うかは置いておいて、今日という一日を強烈に彼らの記憶に残したくて」と、UNO氏の提案で急遽、6人でカメラの前に。 それまで和気あいあいとしていた6人が、無言でメンバーを見つめたり、目をつむり自分と対話するなど、自分の中にある感情と向き合い始める。そして「スタート」の声がかかると、それぞれが胸に抱える思いをぶつけ始めた。自分たちの現状について厳しい言葉を口にするメンバーもいたが、「だからこそ、この6人で進みたい」という思いが感じられる時間となった。このときそれぞれが感じたことを糧に、これからも彼らは前に進むのだろう。 そして最後にはメンバーの想いを受け止めた上で、ソロダンスを収録。叫びながら、感情のままに体を動かす真田や長妻、一方、安井や萩谷は繊細に美しく舞い、諸星は命いっぱい力強さを見せる。そして阿部は細かい動きと表情で自身の想いを表現した。
カメラの前にいなくても、気持ちは6人
衣装をチェンジしてバンドセットでの撮影がスタート。テンポこそ異なるが、「But(裏)」と同じ歌詞、メロディで歌われる「But(表)」では、これまで6人を信じて待っていてくれたファンに向けて想いを届ける。 先ほどと同じスタジオにバンドセットを組み、新たな体制で撮影に挑む5人。映像を確認しながら、メンバー同士で立ち位置や写り方など細かい部分を調整していく。そんな姿を、阿部も共に見守る。さらに、音響の問題で自身のドラムの音以外が聴こえず、リズムが合わせられない萩谷のため、カメラの裏から手拍子で阿部がリズムを伝える姿も。カメラの前に立つのは5人だったが、確実に6人での撮影が行われていた。 この日は早朝から深夜までふたつのミュージックビデオの撮影が行われたが、終始、自分たちで映像を確認しながら撮影に挑んだ6人。「ファンのためにも、自分たちのためにも、一緒に居続ける意味があるんじゃないか」、そう結論づけた6人の意思を込めたミュージックビデオの撮影となった。