【ラクロス】元サッカー日本代表DF中沢佑二氏の次女ねがい「貢献したい」 女子代表22人発表
「ボンバーヘッド」の娘が、120年ぶりの五輪を目指す。日本ラクロス協会は12日、都内で女子アジア・パシフィック選手権(来年1月・オーストラリア)に臨む女子代表22人を発表。元サッカー日本代表DF中沢佑二氏の次女ねがい(21=米ルイビル大)が名を連ねた。 【写真】元サッカー日本代表DF中沢佑二氏 28年ロサンゼルス五輪の追加種目として採用され、1908年ロンドン大会以来の復帰。五輪の予選方式は未定だが、出場権獲得に向け重要な大会となる。ビデオ出演した中沢は「日本代表として参加できてうれしい」と笑顔を見せた。 長女こころと一緒に、本場の米国で腕を磨いてきた。大学に通い「チームの中で海外選手と一番対戦してきた」と自負する。8月のU20世界選手権では大会ベスト10に選出され、初の銅メダル獲得に導いた。ポジションはMF。かつて守備の要として活躍した父とポジションは違うが「経験を生かしてチームに貢献したい」と誓う。 娘2人の影響でラクロスにのめり込んだ父はかつて「娘が選んだ道なので応援したい。何かアドバイスをしたいと思った時には、自分が知らないといけない」と語っていた。部活の練習に足を運ぶなど競技の知見を深め、指導にも携わっていると明かしていた。00年シドニー五輪に出場した父は別競技でも「日本代表のコーチのポジションは虎視眈々(たんたん)と狙っています」と夢を描いてた。今回は“共演”とはならなかったが、父と同じ舞台に向け、娘が第1歩を踏み出す。【飯岡大暉】