朝乃山と照ノ富士

＜大相撲三月場所＞◇三日目◇12日◇大阪・エディオンアリーナ 　大相撲三月場所、三日目の結びの一番では元大関の前頭筆頭・朝乃山（高砂）のまわしがベロリ…。“あわや”の展開に「ほどける」「大変だ！」とファンが騒然となる一幕があった。 【映像】まわしが“ベロリ” ハプニング発生の瞬間 　過去全敗の横綱・照ノ富士（伊勢ヶ濱）に、7度目の対戦を挑んだ朝乃山。立ち合いバチンっとぶつかると、互いに上手を探りながら、右四つの体勢で膠着状態に。激しい相撲が繰り広げられ、朝乃山はまわしが垂れ下がる中、徐々に苦しい展開に追い込まれた。最後は万全の体勢となった照ノ富士が力を見せつけ、寄り切った。照ノ富士は2勝目、朝乃山は2敗目を喫した。 　横綱と元大関が繰り広げた熱戦に館内は大きく沸いたが、その一方で、視聴者が注目したのは、朝乃山のほどけて垂れ下がってしまったまわし。行司を務めた木村庄之助から「まわし待った」がかからず、行方に視線が注がれていたが、コメント欄も「まわし取れるー」「ふんどしがｗｗｗ」「まわしがヤバい」「あぶない！」「ほどける」「大変だ！」「まわしやば」「まわし気になるよなw」「凄い相撲だ」など一時、騒然とした。 　この取組を受け、ABEMAで実況を務めた小出アキラアナウンサーが「まわしがほどけるような形で力が入っていた（取組でしたが）」と話を振ると、同じく解説を務めた元小結の臥牙丸は「横綱はまわしを持つと、力が変わってきます。なかなか（相手の）思い通りにさせないのが、横綱の素晴らしさですね。力の違いを見せつけました」とコメントしていた。 　過去全敗の照ノ富士相手に、7度目の対戦でも勝てなかった朝乃山。一方、コメント欄には「照ちゃん完璧や」「強かった」「横綱はやはり強い」「でも朝乃山頑張った！」「大健闘だけどなあ」「いい取り組みでした！」など、両力士を讃える声が寄せられていた。 （ABEMA/大相撲チャンネルより）