大谷翔平に刺激?!今季メジャーで二刀流選手が誕生か
メジャーリーグ、レッズの中継ぎ投手、マイケル・ローレンゼン(25)が、野手との“二刀流”としての起用を直訴した。地元メディアのシンシナティ・ドット・コムが報じたもの。 同サイトは、「ローレンゼンが近代メジャーリーグ史上では初めての二刀流選手になりたがっている」と伝えると共に、ローレンゼンの二刀流への熱い思いを込めた談話を紹介している。 「誰も二刀流をやったことがない。僕にとってそれはとても興奮することで、僕には、その準備ができている。僕は、将来的に達成可能なものだと思っている」 ローレンゼンが二刀流を目指すだけの経歴があることにも触れていて、投手としてドラフトされたが、中堅手であり、打者としても期待されていた。「ローレンゼンは自身の身体能力に誇りを持っている」という ローレンゼンは25歳の右腕。カリフォルニア州立大フラトン校出身で、2013年のドラフトでレッズから1巡目38位で指名されて入団。2015年にはメジャー昇格。27試合に登板し、うち21試合が先発で、4勝9敗、防御率5.40。2年目だった。2016年は先発から中継ぎに頭角をあらわしつつある。35試合に登板、2勝1敗、防御率2.88だった。 「彼は90マイル後半(150キロ台後半)の速球があり、2番目のボールもバラエティーに富んでおり、衝撃的なリリーフ投手になれることを、昨年証明した。彼が試合終盤に投げるリリーフ投手になることを望んでいるのなら、誰も驚きはしないだろう」という評価があるという。 ローレンゼンの衝撃とも言える二刀流直訴をレッズの首脳陣も前向きに受け止めている。 同サイトは、「もし、レッズが控え選手の足りない状態で開幕するならば、プライス監督は、ローレンゼンが投げられない日には、代打か代走で起用したいと思っている」と書き、さらに「監督でさえ、二刀流選手の登場が近づいているかもしれないと考えている」と、二刀流が現実味を帯びていることを強調した。 プライス監督は、「いつかそういう(二刀流選手が誕生する)時があるのならば、それは今だろう」とのコメントを残し、「みんなが、複数ポジションの選手のことを見ている」とし、今オフにポスティングでのメジャー移籍が濃厚と見られている日ハムの大谷翔平(22)の存在を意識しているかのような発言もしたようだ。