ジャージーっ子の関心を呼ぶ 湖底から現れた古い「幽霊橋」
オークリッジ、ニュージャージー州、11月13日 (AP) ― 米東部ニュージャージー州北部に最近現れた石造りの「幽霊橋」が、地元民の関心を呼んでいる。 同州北部に位置する数カ所の貯水池の一つ、オークリッジ貯水池は、同州最大の都市ニューアークとその周辺の住民のための水がめで、一般的なメンテナンスと貯水池ダムのバルブ交換のため、現在は水を抜いてある。 1890年代に建設されたオークリッジ貯水池は、同州のオークリッジとウォレスコーナーの農村を水没させた。その際一緒に湖底に沈んだのが石造りの3連アーチ橋で、貯水池の水位が低いときにしか現れないため、現在は「幽霊橋」と呼ばれているが、かつてはオークリッジと幹線道路を結ぶ主要な橋だった。橋はダム建設時の有用性から保存されて現在に至っている。 「幽霊橋」と空の貯水池には、好奇心旺盛な観光客が後を絶たないが、厳密には国有地への不法侵入であり、取り締りが行われれば罰金を科される可能性があるそうだ。 (日本語翻訳・編集 アフロ)