【開幕特集】今オフの補強で多種多様な陣容を確保…“チームの心臓”河原創が今季も鳥栖のセンターラインを支える | J1リーグ
2024シーズンの明治安田J1リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
川井健太監督体制2年目の昨季は、ゴールデンウィーク明けに7戦無敗と着実に勝ち点を積み重ねたが、後半戦は思うように勝ち星を得られず、前年を下回る14位でシーズンを終えた。 今オフは、小野裕二が移籍したが、長沼洋一や河原創らチームの軸となる選手は残留し、新たにパリ五輪世代のDF木村誠二や東京ヴェルディの昇格に貢献した中原輝、FWマルセロ・ヒアンら獲得。多種多様な陣容をどのようにチームとして機能させていくか、川井監督の手腕に注目が集まる。
注目選手紹介:河原 創
生年月日:1998年3月13日(25歳) 昨季成績:34試合1得点 ロアッソ熊本から鳥栖に加入した昨季、チーム内でフィールドプレイヤーでは唯一の全試合フルタイム出場を達成し、J1初挑戦ながらもチームの心臓となってセンターラインを支えた。 これまで熊本や鳥栖といった独特なボール保持スタイルのチームに在籍し、長短の正確なキック精度を武器に、攻撃を繋ぎ合わせてきた25歳。加入2年目も鳥栖のキーマンであることは変わらないが、新たなチームの中でどんな進化を見せてくれるか楽しみだ。
注目選手紹介:長沼 洋一
生年月日:1997年4月14日(26歳) 昨季成績:32試合10得点 川井健太監督が当時、愛媛FCを率いていた頃に花開いたサイドアタッカーは、一昨季シーズン途中に鳥栖に加入し、恩師と再会。2シーズン目の昨季は、自己最多の10ゴール4アシストという結果を残し、攻撃の軸となった。 その活躍が偶然ではないことを証明する意味でも、今季求められるのは昨季以上の結果だろう。スピードに乗ったドリブルで個でも剥がせるサイドアタッカーが今季もチームの槍として、勝負を決める活躍を期待したい。
注目選手紹介:中原 輝
生年月日:1996年7月8日(27歳) 昨季成績:16試合5得点(J2)※シーズン途中に移籍 昨季は、セレッソ大阪で過ごした前半戦はレギュラー争いに食い込み切れず、昨夏にJ2の東京ヴェルディへ期限付き移籍すると、加入後すぐに結果を残し、クラブを16季ぶりのJ1昇格に導く大きな原動力になった。 その活躍もあって、東京Vに残留するかと思われたが、今オフに鳥栖への完全移籍を決断した。左足から放たれる正確無比なセットプレーをはじめ、ドリブルとパスでの連係をうまく混在させたサイドからの侵入で、チームの新たな武器として期待は大きい。