オンラインゲーム、バトルの舞台は「会津若松」 観光誘客に一役
インターネット上の仮想空間「メタバース」で会津の観光地を再現する「会津ワールドプロジェクト」が完成した。8日、国内外で人気のオンラインゲーム「フォートナイト」で公開され、福島県会津若松市の鶴ケ城や会津武家屋敷がバトル場として登場した。関係者がゲームを通じて世界に会津の魅力を発信し、観光誘客につなげようとPRしている。 会津ワールドプロジェクトは、一般社団法人「JDX日本の伝統継承と革新の会」が観光庁の調査事業の採択を受けて進めていた。3月に第1弾として仮想のソフトウエアに鶴ケ城を公開している。 ゲームでは鶴ケ城や会津武家屋敷のほか、七日町通りを再現。アバター(分身)を操作し、敷地内を移動しながら利用者同士の対戦や交流ができる。 ◇ 完成披露会が8日、会津若松市の会津若松商工会議所で開かれた。同会の木村貴志代表理事は「地域の魅力を知ってもらい、実際に行ってみたいという動機づけにつなげる試み。会津や会津武士道の知識を持って体験できる内容になっている」と説明した。
福島民友新聞