【いまだ逃走中】「毎日『八田逮捕』の知らせを待っていました」遺族の願いも虚しく…八田與一容疑者の『重要指名手配』継続・『捜査特別報奨金』期限延長が決定 「凶器を車に変えただけで、これは完全な殺人だ」あの日、一体何が―
さらに、事件発生から2年が経った2024年6月には、遺族側が警察に要望書を提出。八田容疑者の捜査容疑を、ひき逃げから『時効のない殺人罪』へ切り替えることを求めました。 (亡くなった大学生の父親/2022年) 「これは殺人であって、ただのひき逃げじゃない。『凶器を車に変えただけで、これは完全な殺人だ』と、ずっと主張してきました」
■事件前、容疑者と些細なトラブルに…ケガをした男子大学生の重要証言 八田容疑者は意図的に追突か
事件は、ひき逃げではなく、殺人―。悲痛な訴えの背景には、事件があったあの日、もう片方のバイクに乗っていた男子大学生の『重要な証言』がありました。 (被害に遭った大学生) 「八田がスピーカーで、すごく大きな音を流していて、それをちょっと不審に思った(亡くなった)彼が、八田を少し見た。それにカッとなったかわからないが、(八田容疑者が)言いがかりをつけてきて…」
トラブルが起きたのは、ひき逃げ現場から約370m離れた商業施設の駐輪場。大学生はその場で八田容疑者に謝罪し、友人と一緒にバイクで去りました。 しかし―。
(被害に遭った大学生) 「僕がすごく覚えているのは、アクセルをすごく踏む音がして、バイクのミラーで『これ、何かおかしいな』と思ってパッと見たら、もうヘッドライトがすぐ近くまで来ていて、ヤバいと思って、一緒にいた彼に伝えなければと思って、パッと彼のほうを見たら、もうその瞬間には突っ込まれて…。最後に目が合って、それが最期でした」
捜査関係者によると、八田容疑者は速度制限40km/hの道路を時速100km/h近くで走行。ブレーキ痕がないことから、意図的に追突した可能性があるといいます。 道路交通法のひき逃げのままだと、時効は7年。殺人罪が適用されると、時効が撤廃されます。しかし、現在も殺人罪への切り替えは行われておらず、遺族側からの要望が続いています。
■「重要指名手配になれば、すぐに捕まるはず」遺族の願い虚しく…情報提供は、0977-21-2131(大分・別府警察署)まで
そんな中、大分県警は2024年8月に、公式YouTubeなどで新たな手配動画を公開。これまでに警察が公開した八田容疑者に関する映像や似顔絵を使い、ナレーションで八田容疑者の特徴を伝え、情報提供を呼びかけています。
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