「WEST.」の神山智洋がドラマ『白暮のクロニクル』で初の単独主演。共演の竹財輝之助の「嫉妬した。滝藤賢一さん以来」に恐縮しまくり
WOWOWの連続ドラマW-30「白暮のクロニクル」の完成披露試写会が2月19日、都内で開催された。 同作は今年4月にデビュー10周年を迎える「WEST.」の神山智洋の自身初の単独主演作品で3月1日から放送・配信がスタート。毎週金曜の午後11時からの放送で全12話となっている。 原作は「機動警察パトレイバー」など数々の人気作品を生み出している画業44年を数える漫画家ゆうきまさみの同名漫画。過去に「週刊スピリッツ」で連載されたミステリー作品で「不老不死の種族“オキナガ”×公務員」という異色のコンビが難解な事件に挑むという斬新な世界観の作品。神山が演じるのは不老不死の体質を持つ“オキナガ”で、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁。オキナガ絡みの殺人事件の捜査に協力する傍ら、60年間にわたり未年のクリスマスに起きている連続殺人事件“羊殺し”で恋人を亡くした過去があり、犯人を突き止め復讐を果たすことを目的としているという難しい役。 オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」で、魁との連絡係を命じられる新米職員の伏木あかり役には松井愛莉、厚生労働省の参事官・竹之内唯⼀役に竹財輝之助、あかりの上司で教育係の久保園幹也役に光石研と、個性豊かな面々が共演者に名を連ねている。
この日は第1部では神山、松井、竹財、光石のキャスト陣と中川和博監督によるトークショーを開催。 神山は「主に舞台の演技のお仕事を年に一度、コンスタントにやらせていただいていたんですが、約4年ぶりの映像作品。最初にお話をいただいた時はうれしかったし、“ようやく来たか”という気持ちが強かった。単独主演が初というのもあるし、WOWOWさんの作品にはいつか出たいと思っていたので、この話を聞いた時はとてもうれしかった」とオファーが来た時の心境を口にした。 「見た目が18歳、実年齢は88歳」という難しい役柄については「僕、30歳でございまして。18歳の役ではあるんですが、18歳でオキナガという存在になって、オキナガになったら成長が止まる、時が止まるということなんですが、その18歳の子が70年間生きて88歳になる。この70年間の間にどういったことを経験してきたんだろうということをすごく考えた。受け入れられてない存在なので、70年間、ひどいことを言われたり、人間扱いされなかったら、18歳の子はどうなるだろうなということはめちゃくちゃ考えました。髪の毛も地毛で明るくして挑ませていただいたり、体重も僕は18歳の時にがりがりだったので、その時をイメージして食事制限をして体重を落としたりもしました」と役作りについて語った。また「若い時に比べると体を動かすのが大変になっている。革靴で走りにくくて、18のつもりで走るとちゃんと足が絡まる(笑)。できることを全部ぶつけて、体当たりで臨ませてもらった」などと撮影時のエピソードを明かした。