上沼恵美子 自身が考える西田敏行さんの“ハマリ役”とは「もう…ばっちりでしたね。役者の中の役者」
タレント上沼恵美子(69)が、17日放送のフジテレビ系「星になったスターたち」(後7・00)に出演し、10月に死去した西田敏行さん(享年76)の個人的な印象的な演技について語った。 今年、惜しまれながら死去した著名人を、生前の貴重映像や関係者の証言で振り返る特番。西田さんは虚血性心疾患のため10月17日に死去した。 上沼は「西田さんってもの凄く個性的な方なんです。何をやっても西田敏行になりそうな感じがしますが、ところがどっこい、どの役も完璧に役をこなされているのが凄いと思っている」と、生前の西田さんを称賛した。 西田さんといえば、映画「釣りバカ日誌」の主人公・浜ちゃんを演じ、その後は浜ちゃんが務める建設会社の社長で釣り仲間のスーさんも演じた。さらに晩年は、映画化もされたドラマ「ドクターX」シリーズが印象的だが、上沼には忘れられない西田さんの役どころがあるという。 「個人的に好きなのは『白い巨塔』。山崎豊子さんの。財前五郎さんの義理のお父さん。関西弁で、ちょっといやらしい…」。同作は、フジテレビで03、04年に放送された医療サスペンス。西田さんは、大学病院で教授になることを目指す野心家の医師・財前五郎(唐沢寿明)の義理の父で、産婦人科の院長という役。金を積んで娘婿を押し上げようとする、くせ者を熱演した。 上沼は「お金ばっかり積んで教授にしてもらおうといういやらしさ。もう…ばっちりでしたね。役者の中の役者」と、賛辞を惜しまなかった。