春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】
4月25日から開幕する春季埼玉県大会の組み合わせが決まった。昨秋優勝の花咲徳栄、準優勝の昌平、昨夏甲子園出場の浦和学院など出場50校から逸材を紹介したい。 【一覧】春季埼玉大会 注目選手
花咲徳栄、浦和学院、昌平の3強はドラフト候補のスラッガーがチームを牽引
花咲徳栄はドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手・石塚 裕惺内野手(3年)の攻守に注目が集まる。高校日本代表の一次候補に選出され、打撃練習では柵越えの本塁打を披露するなど、小倉全由代表監督も高評価。NPB12球団のスカウトの前で好アピールを見せた。合宿では守備面で課題を感じていたが、成長は見られるか。この県大会で別格の活躍を見せてほしい。田島 蓮夢外野手(2年)は昨秋の関東大会で9打数4安打を記録した左の好打者だ。 投手陣では最速148キロ右腕の上原 堆我投手(3年)、140キロ超えの速球を投げる和久井 大地投手(3年)、大型右腕・岡山 稜投手(3年)も140キロ前半の速球を投げ込む。
昌平は左のスラッガー・山根 大翔外野手(3年)、右のスラッガー・櫻井 ユウヤ内野手(2年)に注目。打者としては一発長打が期待でき、投げては左腕から140キロ近い速球を投げ込む。櫻井は1年春から公式戦を経験し、昨夏の埼玉大会でも本塁打を記録した。勝負強い打撃を披露できるか。 石井 晴翔投手(3年)は130キロ後半の速球、切れのあるスライダーで勝負する好左腕。184センチの長身・佐藤 立羽投手(3年)も最速143キロを計測する。投打ともに潜在能力が高い選手が揃い、昨秋からどんな成長を見せているのか。
昨秋県大会ベスト4の浦和学院の仕上がりも順調。解禁明けの練習試合ではセンバツ出場の山梨学院に8対2で快勝。今月に入ってからはセンバツ優勝の健大高崎に4対1で勝利を収めている。 打者ではプロ注目のスラッガー・三井 雄心内野手(3年)、右のスラッガー・西田 瞬内野手(2年)、木製バットを使用して逆方向に長打が打てる月山 隼平内野手(3年)が軸だったが、この春から藤井 健翔内野手(2年)が浮上。市立船橋、山梨学院との練習試合では特大本塁打。健大高崎戦でも打点をマークし、森大監督は「来年はプロ注目打者になりそうです」と期待する。藤井はサードに入り、三井はショートに入った。もともとショートの石田 陽人内野手(2年)も安定した守備を誇り、浦和学院内野陣には欠かせない存在である。 投手陣では最速144キロ右腕の鈴木 由馬投手(3年)は内外角に投げ分ける制球力の高さ、チェンジアップが持ち味。岡部 修弥投手(2年)は左のエースとして活躍。強豪校相手にも好投を見せ、評価を高めてきた。146キロ右腕の山崎 拓海投手(3年)はこの春から好投を重ね、ベンチ入り。森監督も「投手陣が課題でしたが、だいぶ成長してきました」と手応えを感じている。4年連続の春季関東大会も狙える戦力は揃っている。