4K8K衛星放送の視聴可能機器台数が累計2000万台を突破 A-PAB加増理事長は「2028年のロス五輪までに4000万台突破を」
一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が、4日都内で記者発表会を開催。4K8K衛星放送の視聴可能機器台数が、今年7月末までの累計で2000万台を突破したことを発表した。A-PABの加増良弘理事長は、2000万台という数字を「テレビ放送の新しい面白さを体験できる世界が順調に広がっている証」とし、「2028年のロサンゼルスオリンピック・パラリンピック開催のころに4000万台突破できるように普及に努めていきたい」と新たな目標を掲げた。 【写真】2000万台突破を祝してのくす玉を割る加増良弘理事長とヨンハチさん ■約2000日で2000万台を突破 2018年12月1日の4K8K衛星放送開始以来、約2000日で2000万台を突破。およそ1日1万台、4Kテレビや4Kチューナー内蔵機器が購入・設置された形となる。A-PABの加増理事長は「2000万台突破というのは、テレビ放送の新しい面白さを体験できる世界が順調に広がっている証です。4K8Kの高画質だけでなく最近では高音質も際立っており、手ごろなテレビ受信機も普及してきました。引き続き4K8Kコンテンツを強化するお手伝いをしながら、さらなる普及・広報活動に力を入れていきたい」と語った。 さらに今後の展望として、2026年にミラノ・コルティナ冬季オリンピックとサッカーワールドカップ、2028年にはロサンゼルス夏季オリンピックが開催されることから「4K8Kの美しさが際立つスポーツイベントで大変な盛り上がりが予想できる」とし、「2028年のロサンゼルスオリンピック・パラリンピック開催のころに4000万台突破できるように普及に努めていきたい」と新たな目標を掲げた。 ■「ヨンハチさん」とのトークセッションも また発表会では、4K8K衛星放送開始5年を機に誕生したキャラクター「ヨンハチさん」と加増理事長のトークセッションも開催。加増理事長は4K8K衛星放送普及について「ヨンハチさんと全国を回りながら、広められたら」と話し、ヨンハチさんも「全国のイベントだけでなく、各局の番組やYouTubeなどいろいろなところに呼んでくれていいんだよ~」とアピールしていた。 また4K8K衛星放送を受信できるテレビを持っていながら、4K映像を体験していない人もいるとして、ヨンハチさんが「(テレビのリモコンの)4Kボタンを押してね~プッシュプッシュ、プス~!(おしりの針を刺すポーズ)」と呼びかけ、加増理事長も「全国の家電量販店に足を運んでいただくと、テレビも手ごろな値段のものが多く並んでいる。4K8Kの高画質、そして高音質を体験してもらいたい」と語った。